八美の秋

作者：ワナカキヨシ

撮影日：2018年10月と2022年10月

撮影場所：四川省甘孜蔵（カンゼ?チベット）自治州（新都橋、八美）

2018年10月、四川省の亜丁からの帰路、國道318號の新都橋から八美、丹巴に向かいました。朝早く新都橋を出ると川沿いの村の畑は一面、霜で真っ白、そして紅葉の葉に白く化粧したような白楊樹の木、その木の下のチベット建築の民家、そこに朝霧が立ち込め絵のような幻想的な雰囲気が漂っていました。そして紅葉街道を八美から丹巴に向かいました。

八美から丹巴への道は中國の最も美しい紅葉街道の一つではないかとも思います。ことにチベット民家と紅葉の風(fēng)景にはなんとも言えない趣があります。

そんな八美の紅葉に魅せられて2022年の秋、再び八美を訪れました。八美の紅葉は紅く染まる紅葉でなく白楊樹などの黃金色の紅葉です。

省道303號を丹巴方面から八美に向かうと丹巴の山々が途切れるところ、金色の山の向こうに八美草原が広がっています。草原に點(diǎn)在する村の家、なんともすばらしい風(fēng)景です。八美の八は何なのでしょうか。きっと紅葉、雪、山、緑、草原の花、水、真っ青な空、あとの一つはきっと美しい自然に囲まれて育った八美の女性なのではと勝手に思っています。