香巴拉(シャンバ?ラ)の街、香格里拉(シャングリラ)
作者:ワナカキヨシ
撮影場所:雲(yún)南省迪慶蔵(デチェン?チベット)族自治州香格里拉(シャングリラ)
雲(yún)南省の北西部、迪慶の香格里拉(シャングリラ)は海抜3,300mの高地の街です。香格里拉は藏語で“心中的日月”、心の中の太陽と月の意で「月光城」と呼ばれ、藏(チベット)族、納西(ナシ)族、白族など10の民族が暮らしています。雪山、峽谷、草原、湖、原始林に囲まれた盆地のシャングリラは浄土のようなところで、チベット仏教「カーラチャクラ?タントラ」の香巴拉精神、香巴拉文化を受け継ぐ街です。香巴拉はチベット語で「幸福の森」でチベット仏教の理想の浄土、仙境です。
香格里拉はチベットへの茶馬古道の要衝にあり1300年の歴史がある街です。2017年11月、香格里拉を訪れました。街の中心に獨克宗(トゥクツォン)古城があります。古城街は中心にある迪慶亀山公園を囲むように拡がり、公園には世界最大の高さ21m、重さ16トンの転経筒(テンキョウトウ、マニ車)があります。參拝者が“消災(zāi)祈?!薄凹槿缫狻堡颏趣胜ㄜ灲U筒を回すと、一回りで124萬回の念仏を唱えたことに相當(dāng)すると言われます。古城街を歩くと雰囲気のあるカフェや民宿がたくさんあります。その古城街に「ヒマラヤ音楽」の看板がかかったカフェのような店がありました。シャングリラでヒマラヤ音楽を聞くなんて、なんと素敵なこと、きっとその音楽は香巴拉に導(dǎo)いてくれるのではと思いましたが行けずに、2021年再びシャングリラを訪れた時には新型コロナのためか閉まっていました。
民宿で泊り、夜中に目覚めるとベッドの真上のガラスの天井窓いっぱいに星が輝き、流れ星が天窓を橫切りました。夢の続きを見ているような體験でした。シャングリラの街を見下ろす丘の上に登りました。不思議な存在感を與える廃寺があり、梅里雪山を遠くに望むことができました。