中國一番美しい町

作者：ワナカキヨシ

撮影場所：湖南省、湘西、鳳凰鎮(zhèn)

鳳凰は湖南省の西部、湘西土家（トチャ）族苗（ミャオ）族自治州にある中國最美的小城と言われます。古城の建設が始まったのは明代の1554年で約500年の歴史がある鎮(zhèn)です。

著名な文豪や畫家を輩出し、人と古城文化が混然一體となった湘西民族の風情が殘る古城です。街の真ん中を長江の支流、沱江（トゥオジャン）が流れ、両岸を結ぶ飛び石と古代の趣ある虹橋は鳳凰を象徴する風景です。沱江の河岸には木造の古建築の建物が並び細い路地から沱江に面した古い建物に入ると地下への階段がついています。昔は地下から直接河に出て舟を利用していたのでしょうか。また木造建物と石を積み上げた石造りの建築が調和しているのもこの古城を歩く楽しさです。沱江には“沱江四橋”と呼ばれる趣のある「風橋」「雨橋」「雪橋」「霧橋」がかかっています。橋の上には木製で屋根のある趣のある回廊風の建物があり、その橋を渡り古の文化に浸るのも鳳凰の楽しみ方の一つです。