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中國(guó)の若者が市場(chǎng)に夢(mèng)中なのはなぜ? 求めるのは心の癒やし

 2023年09月01日16:15

寫真提供?新華社

寫真提供?新華社

私たちの従來の認(rèn)識(shí)では、生鮮品などの食品を扱う市場(chǎng)のコア消費(fèi)層はこれまでずっと中高年だった。しかし今では、トレンド感とアート感のある內(nèi)裝で、親しみやすさもありながら「映えスポット」にもなっている市場(chǎng)がいくつもあり、大勢(shì)の若者が訪れている。市場(chǎng)は多くの若者が熱中する「シティウォーク」や「憂鬱な気分の解消」ができる人気スポットになりつつある。

ある都市のことを理解する最もよい方法は、市場(chǎng)の活気を體験することだとよく言われる。市場(chǎng)が大勢(shì)の若者にとって出張や旅行で「行くべきスポット」になっているのも、まさにそれが理由だ。たとえば、中國(guó)で最も人気のある雲(yún)南省昆明市の大観篆新農(nóng)貿(mào)市場(chǎng)では、雲(yún)南の特色ある山菜やカラフルな食用花が売られており、キノコが出回る季節(jié)になるとさまざまな野生キノコも登場(chǎng)する。山東省青島市の団島農(nóng)貿(mào)市場(chǎng)では、市外からの観光客が喜餅(お祝い用お菓子)、油炸糕(油で揚(yáng)げたお菓子)、脂渣(油で揚(yáng)げた細(xì)切り豚肉)の「3大市場(chǎng)グルメ」に群がるだけでなく、シーフードの小売エリアや加工エリアも非常に人気がある。目の前で調(diào)理されたものをすぐにその場(chǎng)で食べられ、大勢(shì)の観光客が「新鮮!」と言いながら舌鼓を打っている。

市場(chǎng)で新鮮さやおいしさ、安さだけでなく、癒やしも求めている若者も多い。85後(1985年から1989年生まれ)の四川省成都市のネットユーザーはソーシャルメディア「小紅書」のコメント欄に、「子貓や子犬の売られている屋臺(tái)を目當(dāng)てに市場(chǎng)に行って癒やされた気持ちになった。普通のショッピングスポットと比べて、市場(chǎng)に行くと『心が安らぐカプセル』の中に入ったような感じがする」と書き込んだ。

市場(chǎng)に寫真を撮るために出かける人もいる。雲(yún)南省麗江市の忠義市場(chǎng)は雪山が見える市場(chǎng)だ。江蘇省蘇州市の雙塔市集には、文化クリエイティブ商品が並ぶ屋臺(tái)や、江蘇省?浙江省グルメが食べられるエリアがあり、毎日大勢(shì)の若者が市外から寫真を撮りにやって來る。安徽省合肥市の九華山路菜市場(chǎng)は「徽風(fēng)晥韻(安徽省の文化?歴史?自然の特色)」がテーマで、古式ゆかしい木製の入り口看板や、黒レンガ?黒瓦の安徽風(fēng)建築様式で人気スポットになった。市場(chǎng)は今や観光スポットへと変わり、若者たちによって新たな撮影スポットとなった。

市場(chǎng)が新たなランドマークになったのはなぜだろうか?!赴Kやし」――これが大勢(shì)の若者が市場(chǎng)について語る時(shí)のキーワードだ。

市場(chǎng)は子ども時(shí)代の思い出や故郷の記憶と結(jié)びついている。市場(chǎng)の中では、身體の五感がフルに活動(dòng)する。海産物の香り、現(xiàn)地なまりのかけ聲、珍しい特産品、色とりどりの野菜や果物、親たちのちょっとしたおしゃべり。どれも市場(chǎng)特有のロマンを感じさせる。都市の速いリズムの中で暮らす若者は、高いビルばかり見ているうちに町の通りの情景や活気を思い起こし、有名な景勝地を訪れるのにも飽きると、素樸な何でもない日常に戻りたくなるのだろう。(編集KS)

「人民網(wǎng)日本語版」2023年9月1日

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