米國は近年、中米関係に言及する際に必ず「競(jìng)爭(zhēng)」を口にする。すでに競(jìng)爭(zhēng)が中米関係の最大のテーマ、さらには議題の全てになったかのようだ。米國が競(jìng)爭(zhēng)を?qū)澲虚v係の全てと見なす根本的原因は、米側(cè)の対中認(rèn)識(shí)に方向性の問題が生じたことにある。（人民日?qǐng)?bào)「鐘聲」國際論評(píng)）

米國は中國を「最も厳しい競(jìng)爭(zhēng)相手」「最も深刻な長期的挑戦」「最も重大な地政學(xué)的挑戦」「最も重大なシステム上の挑戦」と位置づけ続けている。これは、強(qiáng)國は必ず覇権を唱えるという自らの認(rèn)識(shí)を中國に「ミラーリング」し、西側(cè)の伝統(tǒng)的大國が歩んできた軌跡を中國に當(dāng)てはめて、誤った判斷をしているのである。ゼロサム思考の観點(diǎn)から世界を見れば、分?jǐn)唷⒏?jìng)爭(zhēng)、紛爭(zhēng)がキーワードとなるが、運(yùn)命を共にする観點(diǎn)から世界を見れば、開放、協(xié)力、ウィンウィンが最終的な選択肢となる。米側(cè)の誤った認(rèn)識(shí)とやり方は、中米は相互に依存しているという現(xiàn)実を無視しているだけでなく、協(xié)力?ウィンウィンの歴史を歪曲するものであり、中米関係に危険な形で影響を與えている。

中國と米國は世界の平和?安定?繁栄?発展に対して特別な責(zé)任を負(fù)っており、世界は安定した中米関係を必要としている。中米は、両國の共通利益と人類の未來の前途命運(yùn)の観點(diǎn)に立ち、どちらがより良く國政運(yùn)営を行い、自國民の良い暮らしを?qū)g現(xiàn)できるのか、どちらが世界のパンデミック後の回復(fù)と成長により大きな原動(dòng)力を與えることができるのか、どちらが気候変動(dòng)対策により多くの公共財(cái)を提供できるのか、どちらが地域の紛爭(zhēng)問題によりよい解決策を提供できるのか、どちらが両國及び全世界の人々が共に生きる地球をより安全にし、平和にし、繁栄させることができるのかを考えてみるべきである。

広大な地球は、中米それぞれの発展と共同繁栄を十分に受け入れることができる。米國は、ゼロサムゲームと冷戦思考を捨て去り、競(jìng)爭(zhēng)と対抗のロジックから抜け出し、歴史、人々、世界に対して責(zé)任を負(fù)う姿勢(shì)で、中國側(cè)と向き合って進(jìn)み、相互尊重、平和共存、協(xié)力?ウィンウィンを?qū)g現(xiàn)すべきである。そうしてこそ、両國は互いに學(xué)び合い、共に進(jìn)歩し、大國としてのしかるべき國際的責(zé)任を共同で擔(dān)い、世界の平和と発展のために大國の知恵と力で貢獻(xiàn)することができる。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年9月14日