18日は「臘八節(jié)」 ますます近づく春節(jié)
舊暦の12月は中國(guó)語(yǔ)で「臘月」と呼ばれる。今月18日は舊暦の12月8日にあたり、春節(jié)(舊正月、2024年は2月10日) を迎える準(zhǔn)備をする「臘八節(jié)」の日となる。
中國(guó)には「臘八節(jié)」に「臘八粥」と呼ばれるお粥を食べる風(fēng)習(xí)がある。「季節(jié)の食べ物」である「臘八粥」をいつの時(shí)代から食べるようになったのかを正確に確かめることはできないものの、宋(960-1279年)の時(shí)代以降の史籍には度々登場(chǎng)している。つまり、少なくとも宋の時(shí)代には、「臘八粥」を食べる風(fēng)習(xí)が根付いていたということになる。明(1368-1644年)から清(1636-1912年)の時(shí)代にかけて、「臘八節(jié)」は、寺院や宮廷のほか、民間でも祝われ、多くの人が「臘八粥」を食べていた。1千年以上受け継がれ続けている「臘八粥」は、おいしいだけでなく、特に寒い日に食べると脾臓や胃腸にやさしく、健康に良い。
「臘八粥」を食べる以外に、中國(guó)各地には「臘八節(jié)」をめぐる風(fēng)習(xí)がたくさんある。例えば、北方エリアには、この日にニンニクの酢漬け「臘八蒜」を作るという風(fēng)習(xí)がある。ニンニクを酢に漬けるとヒスイや碧玉のような鮮やかな緑色に変わる。安徽省黃山市黟県には、「臘月節(jié)」に「臘八豆腐」を作る風(fēng)習(xí)がある。陝西省を流れる渭河以北一帯の澄城地區(qū)には、「臘月節(jié)」の朝に「臘八麺」と呼ばれる麺料理を食べる風(fēng)習(xí)がある。
「臘八」が過(guò)ぎたら、春節(jié)まであと3週間ほど?!概D八」から、大晦日にあたる「除夕」の夜まで、中國(guó)の人々は、家を掃除したり、かまどの神を祀ったり、春聯(lián)(春節(jié)に家の玄関などに貼る縁起の良い対句が書かれた赤い紙)を準(zhǔn)備したり、年末の市に出かけたり、年畫(新年に家の門や扉、壁等に飾る版畫)や年越し用品を購(gòu)入したりと、大忙しの日々を過(guò)ごすことになる。春節(jié)の到來(lái)を楽しみに、準(zhǔn)備を進(jìn)めよう?。ň幖疜N)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年1月18日
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