今月26日に開かれたボアオ?アジアフォーラム2024年年次総會の第1回記者會見で発表された「アジアの経済見通しおよび一體化プロセス2024年度報告」（以下、「報告」）は、今年のアジアの経済成長率を4.5％前後と予測し、依然世界の経済成長への貢獻(xiàn)が最も大きな地域となるとの見通しを示している。新華社が報じた。

報告は、外部からもたらされる各種プレッシャーに直面するものの、アジアの経済成長や地域の経済一體化の原動力は依然として強(qiáng)力だとしている。また、相対的に力強(qiáng)い消費(fèi)や積極的な財政政策のサポートのもと、今年、アジアの経済成長は前年を上回る4.5％前後に達(dá)するほか、アジアのGDPが世界に占める割合は49％と、前年比で0.5ポイント上昇すると予測している。

雇用を見ると、今年、世界の雇用は楽観視できないのに対して、アジア全體の失業(yè)率は世界水準(zhǔn)を下回ると予測している。物価を見ると、アジア地域のインフレ圧力はさらに弱まり、一部の低インフレとなっている國の物価も上昇に転じると予測している。貿(mào)易や投資を見ると、アジアのデジタル貿(mào)易発展や観光業(yè)の回復(fù)が加速し、「地域的な包括的経済連攜協(xié)定」（RCEP）といった経済?貿(mào)易関連の取り決めが推進(jìn)され、新たな原動力が加わることになる見込みだ。金融市場を見ると、アジアの主要國の資本市場、為替市場、債券市場、及び銀行業(yè)などが安定すると見られている。

その他、報告は、「アジアの地域一體化プロセスが引き続き推進(jìn)される。2022年のデータを見ると、世界のアジアの物品貿(mào)易に対する依存度は38.8％と、安定していた。また、アジア経済のアジアの物品貿(mào)易に対する依存度も57.4％と、高水準(zhǔn)をキープした。うち、中國や東南アジア諸國連合（アセアン）は、物品貿(mào)易センターとしての地位を安定して保っている。そして、物品貿(mào)易?輸出の面の競爭力では、中國の強(qiáng)みが際立っており、その他のアジア太平洋エコノミーに対する輸出が増加の一途をたどっている」としている。

ボアオ?アジアフォーラム2024年年次総會は26日から29日までの4日間、海南省の博鰲（ボアオ）で開催されている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年3月27日