北京の中國料理ファーストフードチェーン店が60円の「朝食セミセルフサービス」提供 競爭激化する朝食市場
最近、北京市內に展開する複數(shù)の中國料理ファーストフードチェーン店で3元(1元は約21.4円)の朝食セミセルフサービスの提供が次々と始まっている。
平日の午前9時、朝陽區(qū)のあるコミュニティにある中國料理ファーストフードチェーン店に行ってみると、空席を探すのが難しいほどの混み具合だった。以前なら、午前9時になると、店內の客はまばらとなり、朝食の提供はそろそろ終わる頃合いだった。しかし、現(xiàn)在は9時になっても廚房ではスタッフが油條(揚げパン)を揚げ続け、ホールでも豆乳や牛乳の補充が行われていた。ホールスタッフは取材に対して、「9時になっても満席なのは、3元のセミセルフサービスを打ち出したから」と答えた。
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數(shù)年前であれば、2、3元ほどのメニューか、油條や饅頭(マントウ、蒸しパン)といった主食メニューを注文すれば、店內で提供される粥やスープなどを無料で好きなだけ食べられるサービスは、個人経営の朝食提供店ならでは「目玉商品」だった。しかし、今では中國料理ファストフードチェーン店もこうしたビジネススタイルを採用し始めている。
大まかなデータによると、現(xiàn)時點までに、南城香や和合谷、田老師紅焼肉、永和大王といった中國料理ファーストフードチェーン店の全店舗、または一部の店舗で、すでに朝食時間帯のさまざまな粥やドリンクの食べ飲み放題というスタイルが打ち出されている。客にとっては、5元から8元ほどで十分にニーズを満たすことができるようになっている。
英市場調査會社ミンテルが以前まとめたデータによると、中國の朝食市場の規(guī)模は2019年時點ですでに1兆8千億元に達しており、2025年にはその規(guī)模が2兆6千億元に達すると予想されている?,F(xiàn)在、朝食市場の規(guī)模は非常に大きいものの、全國展開するようなブランドは誕生していない。現(xiàn)在の市場は分散しており、わずかな資本金による小規(guī)模経営や夫婦2人での経営といったスタイルが主流になっている。
そのため、各ブランドが朝食市場へと次第に進出し始めており、新たな業(yè)績成長ポイントになると期待を寄せている。すでに長年にわたり朝食市場に進出していたマクドナルドやケンタッキーフライドチキンといった洋食系のファーストフードだけでなく、ここ2年、朝食市場は業(yè)界の枠を超えた進出先として競爭が激化し始めている。
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あるアナリストは、「3元で朝食セミセルフサービスというのは、朝食提供の時間を伸ばし、朝食時間帯の人件費を減らしながらも、朝食の客層を拡大するためのビジネススタイル。このコストパフォーマンスの高さが時間的に余裕のある消費者にとって、とても魅力的となっている上、こうした消費者のほとんどが、これまでは朝食を外食しておらず、朝食市場の主な消費者ではなかった」と分析する。
中國料理ファーストフードチェーン店が「3元のセミセルフサービス」を提供することで、朝食市場におけるスピーディな消費が再び勢いを盛り返しているだけでなく、その「規(guī)?!工蛭淦鳏恕嬍硺I(yè)界で唯一のブルーオーシャン市場に生き殘りの可能性を提供していると言っていいだろう。(編集KN)
「人民網日本語版」2024年4月23日
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