2024年中國ブランドデー関連のイベントの開催とともに、「北京同仁堂」や「天津狗不理」、「上海光明」など、中國の人々にとっては馴染み深い老舗ブランドが、人々の「獨(dú)特な記憶」を呼び起こしている。

中國には現(xiàn)在、「中華老字號(hào)（中國の老舗）」の認(rèn)証を受けた老舗の商標(biāo)?ブランドが1455社あり、その平均「年齢」は、約140歳となっている。

「中華老字號(hào)」認(rèn)定には何年以上の業(yè)歴が必要？

中國商務(wù)部（?。─?006年と2011年に、合わせて1128社を「中華老字號(hào)」に認(rèn)定した。うち701社は、創(chuàng)立100年以上だった。北京ダックの老舗「便宜坊」に至っては600年以上の歴史を誇る。

商務(wù)部は昨年、複數(shù)の當(dāng)局と共同で「中華老字號(hào)モデル創(chuàng)建管理弁法」を発表した。同弁法は、企業(yè)の「壽命」は通常20-30年と言われ、50年を超えると「長壽」と呼ばれている現(xiàn)狀に合わせて、「中華老字號(hào)」の認(rèn)証を受けるための條件を、ブランド創(chuàng)立期間 50年以上に調(diào)整している。

中國靴の老舗「內(nèi)聯(lián)昇」の「千層底」と呼ばれる「靴底」が特徴の布鞋の製法、茶葉の老舗「呉裕泰」のジャスミン茶の製法、「楊柳青木版年畫」の年畫（新年に家の門や扉、壁等に飾る版畫）の技術(shù)など、中國人にとっては馴染み深い「中華老字號(hào)」には、無形文化遺産となっている代表的な商品がある。これらの伝統(tǒng)技術(shù)には、匠の精神と信用第一の理念が込められており、時(shí)代が移り変わっても、代々伝わって來た老舗企業(yè)の「家寶」となっている。

老舗は現(xiàn)在、新たなトレンドも積極的に取り入れ、コラボ商品を打ち出したり、無形文化遺産體験館を立ち上げたり、ECやライブコマースに參入したりしている。そして、政策のサポートと市場のニーズがダブルで追い風(fēng)となり、新しいものや変化を追い求める歩みを加速させる老舗が増加しており、ブランドイメージのアップデートを通して、若い消費(fèi)者と距離を縮め続けている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年5月14日