中國経済の半期報告が発表された。上半期（1-6月）の國內(nèi)総生産（GDP）は前年同期比5.0％増となり、全體的として安定的に推移し、安定の中で成長し、新たな原動力の成長が加速し、質(zhì)の高い発展に新たな進(jìn)展が見られた。

■経済運営は安定的に進(jìn)展

今年上半期を振り返ると、外部環(huán)境は複雑さ、厳しさ、不確実性が増した。上半期のGDPは前年同期比5.0％増。このうち第2四半期（4-6月）は4.7％増で第1四半期（1-3月）と比べてやや鈍化した。この點について、國家統(tǒng)計局の報道官は「短期的には、第2四半期の経済成長率は異常気象や水害などの短期的要因の影響で鈍化したが、安定した経済運営、長期的好転という基調(diào)に変わりはない。第2四半期の経済規(guī)模は32兆元（1元は約21.7円）を超え、工業(yè)付加価値額、物品貿(mào)易輸出入総額は共に10兆元を上回り、総量指標(biāo)は依然としてかなりの規(guī)模となっている」と述べた。

消費、投資、輸出は、 経済成長を牽引する「トロイカ 」とされている。上半期、消費市場の規(guī)模は拡大し続け、貿(mào)易の規(guī)模は過去最高を更新し、投資の増加傾向も注目に値するものだった。大型設(shè)備更新政策の著実な実施に伴い、関連投資はより速い成長を示した。上半期、設(shè)備工器具購入投資は前年同期比で17.3％増加し、投資全體の成長率を13.4ポイント上回った。

■さらに積み重なるプラス要因

「半期報告」を詳しく見ると、內(nèi)需は回復(fù)を続け、外需もある程度改善した。國內(nèi)に目を向けると、上半期の消費財小売総額は前年同期比3.7％増、うちサービス小売総額は同7.5％増となった。全國固定資産投資は前年同期比3.9％増だった。不動産投資は低調(diào)に推移しているものの、インフラ投資は同5.4％増、製造業(yè)投資は同9.5％増と、回復(fù)の兆しが見られる。

対外的には、上半期の物品輸出入総額は前年同期比6.1％増だった。中でも第2四半期の貿(mào)易は前年同期比7.4％増と、第1四半期を2.5ポイント、昨年第4四半期を5.7ポイント上回り、四半期ごとの好転基調(diào)が続いている。外貨準(zhǔn)備高は3兆2000億ドル（1ドルは約157.2円）以上で安定している。

雇用と物価の安定維持は、安定した経済運営の重要な目安だ。上半期の全國消費者物価指數(shù)（CPI）は前年同期比で0.1％上昇、食品?エネルギー価格を除くコアCPIは前年同期比で0.7％上昇し、緩やかな上昇を維持した。全國都市部調(diào)査失業(yè)率は平均5.1％で、第1四半期から0.1ポイント低下、前年同期から0.2ポイント低下した。

■経済発展の質(zhì)が絶えず向上

質(zhì)の高い発展へと邁進(jìn)する中國経済を観察する場合、経済の規(guī)模を見ると同時に、質(zhì)についても見る必要がある。上半期の中國経済には以下のような質(zhì)的な特徴が見られた。

新たな質(zhì)へと前進(jìn)した。新たな質(zhì)の生産力が培われ、成長している。このほど、中國初の「低空域＋鉄道」の航空?鉄道連絡(luò)輸送プロジェクトが始動。乗客は高速鉄道で深セン北駅に到著すると、すぐにヘリコプターで深センの各區(qū)に飛ぶことができる。これにより、従來車で40分かかった移動時間が8分に短縮され、將來的には粵港澳大灣區(qū)（「広東?香港?マカオグレーターベイエリア」。広州、仏山、肇慶、深セン、東莞、恵州、珠海、中山、江門の9市と香港、澳門＜マカオ＞両特別行政區(qū)によって構(gòu)成される都市クラスター）の90％以上の地區(qū)に1時間以內(nèi)に到著できるようになり、「空飛ぶタクシーで出勤」が現(xiàn)実のものとなる。

環(huán)境配慮型への転換が進(jìn)んだ。グリーン?低炭素へのモデル転換がさらに進(jìn)んでいる。6月28日、中國初の風(fēng)力?漁業(yè)融合型浮體式プラットフォームである、國家能源集団竜源電力の「國家能源共享（エネルギー共有）號」が稼働を開始した。4メガワット（MW）の風(fēng)力発電機(jī)がフル稼働すると、1日で9.6萬kWhの電力を発電することができるうえ、1回の養(yǎng)殖サイクルでの漁業(yè)製品収入は數(shù)100萬元に達(dá)することができ、グリーンエネルギーと漁業(yè)資源のウィンウィンが実現(xiàn)している。

都市?農(nóng)村地域構(gòu)造が最適化された。農(nóng)村の全面的振興が著実に推進(jìn)され、地域の協(xié)調(diào)ある発展の原動力が一層強(qiáng)くなった。全國を見ると、上半期、農(nóng)村部住民の1人當(dāng)たり可処分所得は名目成長率で2.2ポイント、実質(zhì)成長率で2.1ポイント都市部住民を上回った。農(nóng)村部住民の1人當(dāng)たり可処分所得を1とした場合の都市部住民の1人當(dāng)たり可処分所得は前年同期の2.5から2.45に下がり、その差が縮まっている。

また、協(xié)調(diào)ある発展が大きく前進(jìn)し、國內(nèi)の大循環(huán)の空間がさらに広くなった。北京?天津?河北は共同で行動プログラムを策定し、6つの重點産業(yè)チェーンの発展を促進(jìn)する行動計畫を共同で策定した。長江デルタでは、上海-蘇州-湖州高速鉄道が全線開通し、長江デルタの30分通勤圏、1時間生活圏、3時間高速鉄道圏の形成が加速された。西部では、甘粛省、寧夏回族自治區(qū)などが風(fēng)力?太陽光資源を活用し、新エネルギー産業(yè)の発展に力を入れている。このように、地域の融合的発展がプラスの成果を収めている。

基盤を固め、原動力を蓄積し、経済?社會発展が新たな質(zhì)へ、環(huán)境に配慮したものへ、最適化されたものへと向かうようにすることで、中國経済は今後もさらに力強(qiáng)く発展していくだろう。（人民網(wǎng)日本語版論説員）

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「人民網(wǎng)日本語版」2024年7月19日