中國の戴兵國連次席大使は5日、國連安保理の會(huì)合で「國際刑事裁判所（ICC）はダルフール情勢(shì)に関する事件捜査の扱いにおいて、引き続きローマ規(guī)程及び安保理による付託を堅(jiān)守し、補(bǔ)完性の原則に厳格に従い、獨(dú)立的、客観的、公正かつ法に則って権限を行使し、スーダンの司法主権と合理的懸念を十分に尊重する必要がある」と指摘した。新華社が伝えた。

戴次席大使は「スーダン紛爭(zhēng)はすでに16ヶ月間続いている。中國は一貫して、紛爭(zhēng)を沈靜化させ、平和を回復(fù)する唯一の実行可能な道は政治的解決であると主張してきた。先ごろ、スーダン紛爭(zhēng)の當(dāng)事者雙方がジュネーブで『間接的交渉』を行い、ジブチで主要仲介者が調(diào)整會(huì)合を開くなど、國際社會(huì)で積極的な調(diào)停外交努力が見られる。國際社會(huì)は全面的停戦の実現(xiàn)に至るまで、政治的?外交的ツールを優(yōu)先的に活用し、紛爭(zhēng)當(dāng)事者雙方による対話の強(qiáng)化、溝の適切な処理を後押しし、事態(tài)の緩和と沈靜化を推進(jìn)するべきだ。ICCはダルフール問題の扱いにおいて、スーダン及び地域情勢(shì)の複雑性と敏感性を十分に考慮し、スーダン紛爭(zhēng)の政治的解決の推進(jìn)という大局に著眼し、慎重に事を運(yùn)び、不當(dāng)な介入は避けるべきだ」と指摘。

「ICCに関する中國の立場(chǎng)に変更はない。中國は、ICCが世界や地域の焦點(diǎn)となる問題の扱いにおいて、政治化やダブルスタンダードを避け、國際法を平等に適用し、建設(shè)的役割を的確に果たすことを希望する」とした。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年8月6日