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野球用品の生産が盛んな福建省連城県で盛り上がる野球交流

人民網(wǎng)日本語版 2024年08月15日15:24

福建省西部の山中に、連城県という県がある。ここは客家(ハッカ)の最も初期の集散地であり、最大の居住地であることで知られている。

連城県では、野球が大きな産業(yè)となっており、「野球村」として知られようになり、福建省と臺灣地區(qū)の野球とソフトボールの中心地として発展している。

2024年東森杯海峽両岸青少年野球招待試合の様子(撮影?葉秋雲(yún))。

2024年東森杯海峽両岸青少年野球招待試合の様子(撮影?葉秋雲(yún))。

野球産業(yè)チェーンが形成されている連城県

他のスポーツと比べると、中國大陸部で野球は普及しておらず、依然としてニッチなスポーツだ。一方、臺灣地區(qū)では人気を集めているスポーツの一つで、人々が最も誇りに感じているスポーツでもある。

2000年頃、臺灣地區(qū)は労働者不足となり、多くの企業(yè)が野球産業(yè)の拠點を中國大陸部に移したのをきっかけに、中國大陸部でも野球を楽しむ人が日に日に増えるようになっていった。當(dāng)時、労働者が多く、コストも安く、アクセスが便利な連城県が、臺灣地區(qū)の企業(yè)に最も人気の移転先となった。

グローブを作る作業(yè)員たち(撮影?張斌)。

グローブを作る作業(yè)員たち(撮影?張斌)。

久和(竜巖)運動器材有限公司の工場では、作業(yè)員たちが、型紙どおりに革をカットし、縫うための穴を開け、革を縫い合わせて、野球のボールを作っていた。そこでは、60以上あるプロセスが流れ作業(yè)で行われており、ボールが1つ、また1つと作り上げられていた。また宏國運動用品有限公司の工場では、革を裁斷し、紐を通し、梱包するなど、作業(yè)員が米國に輸出するグローブを急ピッチで生産していた。

2023年の時點で、連城県の臺灣地區(qū)資本の野球用品メーカー4社の生産高は合わせて5億2000萬元(1元は約20.6円)に達した。その商品は日本や韓國、歐米諸國などに輸出されている。廟前臺商工業(yè)集中區(qū)は中國大陸部においてすでに最も盛んな野球用品生産拠點と世界のバイヤーの主な野球用品の仕入先となっている。

連城県は「野球村」に

整った野球産業(yè)チェーンがある連城県では、野球が人気のスポーツになりつつある。同県には現(xiàn)時點で、青少年野球チームが23チームあり、メンバーは500人以上。また、レベルの高い野球のコーチが45人おり、うち3人は臺灣地區(qū)出身だ。また、両岸のスポーツ交流も盛んで、野球関連の各種試合やイベントが連城県で開催されるようになっている。

8月6日、連城県で開幕した2024年東森杯海峽両岸青少年野球招待試合?第5回海峽両岸青少年野球文化フェスティバル(寫真提供?連城県融媒體センター)。

8月6日、連城県で開幕した2024年東森杯海峽両岸青少年野球招待試合?第5回海峽両岸青少年野球文化フェスティバル(寫真提供?連城県融媒體センター)。

中國大陸部で野球とソフトボールが少しずつ普及するにつれて、福建省は近年、同省と臺灣地區(qū)で野球とソフトボールを推進するプロジェクトを踏み込んで実施しており、福州や廈門(アモイ)を含む5市と平潭総合実験區(qū)が野球とソフトボールを広める動きを展開している。各學(xué)校のチーム約80チームや第一陣の福建省?臺灣地區(qū)野球?ソフトボール交流テスト事業(yè)指定校10校が野球とソフトボールを展開し、市級福建省?臺灣地區(qū)野球?ソフトボール発展センター10ヶ所が設(shè)置されている。

野球の試合でボールを追いかける臺東紅葉小學(xué)校の野球チームのメンバー(撮影?王東明)。

野球の試合でプレーする臺東紅葉小學(xué)校の野球チームのメンバー(撮影?王東明)。

(編集KN)

「人民網(wǎng)日本語版」2024年8月15日

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