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福建省沙県出身の呉紹華さん（55）は、2004年にポルトガルに移住した。6年後、呉さんはGaja Metroに最初の中華ファストフードフランチャイズチェーン店「沙県小吃」を開店した。呉さんにとって一戸建て住宅街への移転は大膽な挑戦だったが、現(xiàn)地の美しい環(huán)境と便利な交通を気に入って開店することに決めたという。

呉さんによると、普段の客は主に地元ポルトガルの人々だが、ポルトガル在住の中國人が訪れることもある。若者が多く、常連客が大半だ?，F(xiàn)在では多くの客と友人になっているという。

同じく沙県出身で1980年代生まれの楊遠(yuǎn)春さんは2018年末に海外移住し、現(xiàn)在4ヶ國で中華ファストフード店を11軒経営している。その大部分が「沙県小吃」だ。中國國內(nèi)の夫婦経営の小さな店と異なり、楊さんの海外の「沙県小吃」は店舗面積の広い大型店だ。タイのバンコク店は4階建て、マレーシアのクアラルンプール店は200平方メートル以上の広さがあり、中國國內(nèi)の人々が「沙県小吃」に対して持っている従來の印象を覆す広さだ。

楊さんの店では現(xiàn)在、調(diào)味料をすべて沙県から調(diào)達(dá)しており、できるだけ中國國內(nèi)と同じ味にしている。

「地元の人々は『沙県小吃』の味を高く評価している」と楊さんは語る。マレーシア店で食事をした客が、しばらくしてドバイへ行き、「ドバイでも沙県小吃を食べたい」と連絡(luò)してきたこともあったという。

かつての「沙県小吃」は「小さい」ことが特徴だった?！阜驄D経営の小さな店」が一般的で、「1元（1元は約21.5円）あれば店で食事ができ、2元で満腹になる」というのが一番の売り文句だった。

しかし、今では「沙県小吃」は「大きい」ビジネスへと変貌を遂げた。沙県の人々は、その苦労をいとわず、新しいことに挑戦し変化を求める精神で、世界60以上の國や地域に「沙県小吃」を展開している?！干潮h小吃」は海外でファンを獲得し、中國料理の「海外進出」ブームを巻き起こしている。（編集NA）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年10月28日