現(xiàn)場(chǎng)のカウントダウンが終了し、彩り豊かな秦淮燈會(huì)（ランタンフェスティバル）のランタンが江蘇省南京市の秦淮河沿いで次々と點(diǎn)燈した。100機(jī)以上のドローンが孔明燈を吊り下げ同時(shí)に離陸し、秦淮河の上空に向かった。第39回秦淮燈會(huì)が21日夜、南京市で始まった。科技日?qǐng)?bào)が伝えた。

秦淮燈會(huì)は國(guó)家級(jí)無(wú)形文化遺産第1弾で、1986年に再開されて以來(lái)、現(xiàn)在まで38回開催され、中國(guó)內(nèi)外から2億人近くの観光客がランタン鑑賞に訪れている。

今回は5ヶ所の展示エリアと352セットのランタンを設(shè)置し、昨年より10％増加した上、ランタンの展示技術(shù)がさらに進(jìn)化し、製作材料がより多様化した。ホログラム映像、ドローン、ガラス繊維強(qiáng)化プラスチックなどの現(xiàn)代的な要素と伝統(tǒng)的な無(wú)形文化遺産が融合し、中華文化の並外れた魅力を際立たせている。

第39回秦淮燈會(huì)の點(diǎn)燈式前、2機(jī)のドローンが蓮のランタンに隠れ、白鷺洲公園の上空を舞い、幻想的な雰囲気を醸し出した。南京秦淮燈彩文化発展有限公司のデザインディレクターの呉敏琪氏は、「今回は初めて低空飛行機(jī)と無(wú)形文化遺産を深く融合させた。ドローンの獨(dú)特な展示方法により、伝統(tǒng)的な無(wú)形文化遺産を新しい姿でお披露目し、燈會(huì)に新しい観賞の形を追加したい」と述べた。

科學(xué)技術(shù)がもたらす観賞體験は、驚きの連続だった。明時(shí)代の上元節(jié)花鳥集市を再現(xiàn)した展示エリアでは、鳥籠のホログラム投影のオウムが羽ばたいたり、じっとしていたりする様子が見(jiàn)られた。

展示方法が秦淮燈會(huì)のランタンの魅力を高めているとすれば、製作材料のイノベーションにより秦淮燈會(huì)の表情がより多彩なものになっている。

神話人物の女媧の形をしているランタンでは、伝統(tǒng)的な布の代わりにガラス繊維強(qiáng)化プラスチックが用いられ、人の肌がよりきめ細(xì)やかになり繊細(xì)に表現(xiàn)された。ジャングルをテーマにしたランタンでは、2匹の貓がふわふわした長(zhǎng)い毛をまとい、愛(ài)らしい表情を見(jiàn)せていた。

呉氏は、「今年の秦淮燈會(huì)のランタンの製作材料は、良く用いられる紙や絹に加え、ガラス繊維強(qiáng)化プラスチックや長(zhǎng)繊維の材料を追加した。これによりランタンの造形能力を高め、活き活きとしたリアルな視覚効果を発揮したい」と説明した。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2025年1月24日