北京で戦爭被害者116人への救済募金活動(dòng)　日本に謝罪と賠償求める

　第二次大戦中に日本に強(qiáng)制連行され、強(qiáng)制労働に従事した河北省唐山市果園郷の李瑞信さん(87)は北京で14日、戦爭被害者救済活動(dòng)に參加し、「日本が謝罪し、賠償を行うのを生きているうちに自分の目で見たい」と語った。中國新聞社が報(bào)じた。

　中國民間対日索賠(賠償請(qǐng)求)聯(lián)合會(huì)などの機(jī)構(gòu)は同日、日本による中國侵攻の被害者を救済するための募金活動(dòng)を?qū)g施。被害者116人に、36萬5400元(約585萬円)の寄付が集まった。被害者1人當(dāng)たり3000元(約4萬8千円)の計(jì)算だ。また、日本に対する賠償請(qǐng)求活動(dòng)従事者は、被害者が中國で起訴することを提案したほか、中國政府のサポートを求めた。

　被害者116人の內(nèi)訳は、慰安婦20人、強(qiáng)制労働従事者50人、河北省唐山市豊潤県潘家峪で起きた虐殺事件の被害者36人、細(xì)菌戦の被害者10人。同活動(dòng)は9月末まで行われる予定だ。

　同聯(lián)合會(huì)の関係者や強(qiáng)制労働従事者の代表などは同活動(dòng)の中で、日本に対する訴訟や賠償請(qǐng)求がこの20年間難航していることに言及し、救済活動(dòng)に積極的に參加し、注目するよう呼び掛けたほか、中國政府のサポートも求めた。

　同聯(lián)合會(huì)の童増?會(huì)長は、「第二次大戦中、日本は中國に深刻な被害をもたらしたにもかかわらず、日本の政府はそれを否定しており、憤りを感じる。中國の民間の日本に対する賠償請(qǐng)求活動(dòng)は、困難を極めている。高齢者の多くは、日本の謝罪を聞くことなく、憤りを抱いたまま亡くなっている」と指摘?！副缓φ撙袊侨毡菊浼雍φ撙趣胜盲科髽I(yè)を起訴するよう推進(jìn)し、裁判所や検察院、法律専門が積極的に參加するよう呼び掛けるべき」と訴えた。

　一方、細(xì)菌戦訴訟案の原告団団長である王選氏（浙江省政治協(xié)商會(huì)議委員）は、「民間の日本に対する賠償請(qǐng)求は、社會(huì)が進(jìn)歩していることの表れで、法律的根拠がある。戦爭被害者は、祖國から関心を示されるべき」と指摘?！阜▽W(xué)界など、中國のエリート階層や専門家が話し合いに參加し、政府が関連の政策を打ち出すことを願(yuàn)っている」とした。

　また、中國被虜往日本労工聯(lián)誼會(huì)河北三菱分會(huì)の代理人で、中國駐日本大使官の元外交官である朱春立氏は、「中國の強(qiáng)制労働従事者が日本で訴訟を起こして10年以上になり、日本は加害事実を認(rèn)めたものの、日本國と中華民國との間の平和條約の條約議定書に『中華民國は日本國民に対する寛厚と善意の表徴として、日本國が提供すべき役務(wù)の利益（賠償）を自発的に放棄する』とあるのを根拠に、中國の被害者が敗訴する結(jié)果になっている。被害者団體は今後、共通の認(rèn)識(shí)を構(gòu)築し、共に活動(dòng)を展開していかなければならない。日本に対する賠償請(qǐng)求活動(dòng)は、長いいばらの道をたどることになるだろう」と語った。

　　被害者の李良傑さんや趙宗仁さん、李瑞信さんは共に80歳を過ぎた高齢者だ。3氏はこのほど取材に応じ、耐えがたい苦痛を味わった戦時(shí)中の様子を語った。辛酸をなめ盡した3人の顔には、その苦労が刻まれていた。3人は、平和を祈ると同時(shí)に、日本に対する賠償請(qǐng)求活動(dòng)を今後も斷固として続けていくと決意を語った。（編集KN）

　「人民網(wǎng)日本語版」2013年8月15日