最近、米ニューヨークの街中で、雨の日にある男性が自分はずぶ濡れになりながら、傘で子供を守っている畫像がネット上で「感動する」と大きな話題となった。ネットユーザーからは、「父親の愛は山のよう」との聲が上がり、その正體にも注目が集まっていた。

米華字ニュースサイト「世界新聞網(wǎng)」の報道によると、男性は中國天津出身の劉僑さん。1999年に南京大學電子工學學部に入學し、2003年に卒業(yè)してからは商務(wù)部(省)に入社した。その後、外交官として南アフリカに3年間滯在した経験を持つ。そんな劉さんは08年、コンピューター大手IBMで働いていた妻が英國で勉強したいと言ったため、英國に行き、銀行持株會社「JPモルガン?チェース」に入社した。その後、ニューヨークに転勤となり、現(xiàn)在は、マンハッタンのJPモルガン?チェースで投資銀行運営責任者として働いている。

劉さんは取材に対して、「あの寫真は9月10日に撮られた。退勤した後、急に雨が降ってきたため、オフィスにあった傘1本を持って息子を迎えに行くしかなかった。幼稚園の門を出ると、雨が強くなったものの、家はすぐ近くだったため、雨宿りはしなかった。自分はずぶ濡れになっても、息子だけ傘で守るというのは、ごく自然な本能。ネットユーザーにこんなに稱賛されるとは思ってもいなかった」と話した。

そして、「息子が10歳になるまでは、私が模範を示し、10歳以降は息子の友人になれたらいい。あの寫真が大きな話題になったからといって、私たちの生活が変わることはない。私はこれからも、息子のために一番良い環(huán)境を作り、息子にはのびのびと成長してほしい」と語った。

「人民網(wǎng)日本語版」2015年9月23日