病院で発行された漢方の煎じ薬の処方箋が、直ちにインターネットを通じてスマート薬局センターに送られる。調(diào)剤、水に浸す、煎じる、発送などの過程を経て、午前中に出された処方箋が、その日の午後には漢方薬になり患者の自宅に屆けられる――。これは全國初のスマート薬局、「康美薬業(yè)スマート薬局」が提供する新たなサービスだ。

河南省尉氏県中醫(yī)院の、面積10平方メートル未満の漢方薬エイズ防止事務(wù)所には、60インチの大パネル、高畫質(zhì)カメラによる遠(yuǎn)隔診斷システムがある。河南中醫(yī)學(xué)院第三附屬病院主任醫(yī)師の李発枝氏は毎週火曜日、このシステムを使い患者を診斷する。李氏は、「自ら脈を取ることができないため、診斷に一定の影響が生じることは避けがたい。しかし現(xiàn)狀を見る限り、遠(yuǎn)隔治療は市街地から遠(yuǎn)く離れた所で暮らす患者に対して、迅速で便利な治療をもたらす」と説明した。

モバイルネットワーク技術(shù)の発展は、患者のオフラインの診斷の利便性を高め、さらにはオンラインの漢方醫(yī)の診斷をも可能にした。

福建省第二人民病院健康管理センター長の黃守清氏は、「一生健康」という名の漢方醫(yī)身體検査アプリを紹介した。このアプリを使い、「漢方醫(yī)身體検査」を選択すると、癥狀に関する調(diào)査の畫面になる。これらの癥狀は頭?肺?胸などの11項目に分かれ、各項目に詳細(xì)な癥狀の調(diào)査が含まれる。理解し難い漢方の専門用語があれば、名詞の隣のクエスチョンマークをタップするだけで説明が出てくる。また同アプリはユーザーに適した健康プランを提供する。

「人民網(wǎng)日本語版」2015年10月13日