水中の世界と聞くと、「神秘的」「ロマンチック」「唯美」といったキーワードが浮かぶ。多くの場合そうした光景はアート作品の中でのみ見ることができ、一般的にはスクーバダイビングを體験したときにしか鑑賞することができない。近年、水中カメラマンという職業(yè)が四川省成都市で秘かに興こり、水中撮影という一般的な生活とはかけ離れたイメージの體験が身近なものになろうとしている。
四川省出身の馬祺鋭さん(28)は、五輪金メダリストの蔣文文と蔣婷婷の水中ウェディング寫真を撮影した人物で、「中國一美しい水中カメラマン」としてテレビにも登場する。水中カメラマンの間では有名人だ。
8日、馬さんはお客の水中アート寫真を撮るため、早朝からスタジオで水質(zhì)や水溫、カメラのバッテリーなどをチェックし、準(zhǔn)備萬端でお客が來るのを待っていた?!弗昆芝?1」(11月11日)を間近に控え、馬さんの水中撮影スタジオは予約でいっぱいだった。馬さん本人に撮影を依頼する場合は來月まで待たなければならないという。
水中と地上ではまったく別の世界。被寫體とカメラマンに関わらず、非常に厳しい條件が課せられる。泳げない人に対しては水への恐怖を取り除く指導(dǎo)を根気よく重ねる。水を飲んでむせてしまう場合も多い。そのため事前に水に慣れてもらうことが大切で、この過程にも忍耐力が必要だ。それが済めば今度は水中で目を開き、ポーズを取ることができるようになってようやく撮影が始まる。衣裝1著の撮影に數(shù)時(shí)間かかることもあり、多い日は6著の衣裝を撮影する。
馬さんの撮影スタジオは成都南部の別荘エリアにあり、恒溫機(jī)能をもつ水中スタジオに改裝するために百萬元(1元約19.3円)近くを費(fèi)やした。
1回の水中撮影につき數(shù)時(shí)間も水中に浸かることもある。どうしてそんな辛い職業(yè)についたかと聞かれた馬さんは、「水中にいる時(shí)間をとても楽しんでいる。撮った寫真が美しければ疲れも感じない」と語った。(編集IM)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年11月20日
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