月土壌サンプルが初めて香港に到著 月の玄武巖の謎を解明へ
人民網(wǎng)日本語版 2023年08月08日15:26
香港大學(xué)は7日に記者會見を開いて、同大の科學(xué)研究チームがこのほど、月探査機「嫦娥5號」が採取した月土壌サンプルを科學(xué)研究用途として取得したと発表した。月の玄武巖に隠された秘密を解明し、科學(xué)界を長年悩ませてきた月の若い火山活動の起源に関する難題の解決を試みるとした。中國新聞社が伝えた。
嫦娥5號が持ち帰った月土壌は2年以上前に香港で展示されたが、科學(xué)研究用途として香港に到著したのは初めてとなる。
今回の研究は同大の地球科學(xué)研究科の博士研究員である銭煜奇氏が筆頭で擔(dān)當(dāng)する。銭氏は自ら北京市を訪れ、4點?計822.6ミリグラムの月のサンプルを受け取った。この29歳の科學(xué)者は2018年に嫦娥5號著陸地點を詳細に記述した研究論文を発表し、同地域の地質(zhì)変化の歴史に関する完全な青寫真を描き出した。その後、銭氏の研究は著陸地點の月土壌の起源、特性、火山の歴史などをカバーした。その研究成果は複數(shù)回にわたりトップレベルの學(xué)術(shù)誌に掲載された。
銭氏は記者會見で、「これらの月土壌サンプルは非常に貴重かつ特別だ。嫦娥5號が持ち帰った月土壌はそれまでの物より10億年も若く、若い火山巖の研究に対して非常に重要な意義がある。研究を通じ月火山噴火の過程を全面的に再構(gòu)築したい」と述べた。
同大によると、研究チームは月の後期火山活動の歴史、そして月のマグマシステムの揮発物の分布?変化への理解を深め、未來の月の地質(zhì)?熱変化、そしてその太陽系の形成?変化との関係に貴重な情報を提供しようとしている。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年8月8日
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