週末に深センに行って「シティウォーク」が香港特區(qū)で人気に
都市を気ままにゆっくりとぶらぶらし、沒入型體験を楽しむ「シティウォーク」が人気となっている中國。香港特別行政區(qū)の人々の間では、週末になると大陸部に行って、ネットで人気のミルクティーを飲み、タニシ麺を食べ、マッサージやヘアカット、ネイル、スーパーでのショッピングを楽しむというのが人気を集めている。そんな香港特區(qū)の人々の「シティウォーク」の目的地として人気を急上昇させているのが広東省深セン市だ。中國新聞網(wǎng)が報じた。
ソーシャルメディアを見ると、香港特區(qū)の人々が深センに行く際の様々な「おすすめ日帰り旅行コース」がたくさん紹介されている。あるネットユーザーは、「香港特區(qū)の人の方が深センの住民より深センに詳しいかも?」とユーモラスなコメントを寄せている。香港特區(qū)の人々は、各商業(yè)施設內のエアコンの効き具合や溫度を比較したり、どこの店の肉の串焼きの焼き具合がいいかなどまで、深センのことを徹底的に分析している。
香港特區(qū)のメディアによると、香港特區(qū)入境事務処は、今年7月、延べ468萬人の香港特區(qū)の人々が中國大陸部を訪問し、その消費額は40億香港ドル(1香港ドルは約18.6円)に達したと試算している。つまり、1日當たり15萬6000人の香港特區(qū)の人々が中國大陸部を訪問していることになる。そしてその主な目的地が深セン市となっている。
香港特區(qū)の人々の人気を集める洋菓子屋「鮑師傅糕點」にできた長蛇の列(畫像は香港大公報から)。
香港特區(qū)の人々はどこに行って、何にお金を使ってる?
香港特區(qū)の人々が中國大陸部を訪問してまず足を運ぶのは人気のグルメショップ。人気洋菓子屋の「鮑師傅糕點」や火鍋レストランの「海底撈火鍋」といったネットで人気の店の前に長蛇の列ができるというのは、すでに日常茶飯事となっている。また、各ブランドのミルクティーやコーヒー、タニシ麺、肉の串焼きといった中國大陸部の人気グルメもまた香港特區(qū)の人々が深センに行って開拓する「新たな分野」となりつつある。
またグルメだけでなく、食後のレクリエーションや娯楽も欠かせない。香港特區(qū)より中國大陸部のほうが物価が安いほか、マッサージやヘアカット、ネイルなどの店も多いため、香港特區(qū)の人々にとって深センは「リーズナブル」な場所となっている。そして地元の人と共にサービスを享受している。
ソーシャルコマースプラットフォーム「小紅書」のスクリーンショット。
お腹を満たして、レクリエーションも満喫した後には、帰る前にスーパーに行ってショッピングを楽しむという香港特區(qū)の人々も多い。あるネットユーザーは、「盒馬(生鮮スーパー)やサムズ?クラブ(會員制大型スーパー)にはたくさんの香港特區(qū)の人々が來ている」と書き込んでいる。
深センに足を運んで、買い物などをするのが現(xiàn)在、香港特區(qū)の人々にとってますます日常化しつつある。福田通関地付近にある歯科クリニックは週末になると、予約でいっぱいになり、特に広東語が話せる醫(yī)師は引っ張りだこになっている。
香港のオンライン?ニュースポータル「香港01」の報道のスクリーンショット。
以前は、中國大陸部の人々が香港特區(qū)に行って「爆買い」していたが、現(xiàn)在では香港特區(qū)の人々が深センで「爆買い」するようになっている。そして、深センは香港特區(qū)の人々の「グルメの都」となっている。今年以來、深センで購入した商品を香港特區(qū)で販売する代理購入もその人気を高めている。
畫像は香港大公文匯網(wǎng)から。
SNSを見ると、香港特區(qū)のショート動畫ブロガーが、「同僚が中國大陸部の友人に酸菜魚を代理購入してもらったエピソード」を紹介している。四川料理である酸菜魚が、6時間の「大移動」を経て、その同僚の食卓に並んだ時には、すでに冷めて、美味しくなくなっていたという。その後、その同僚は代理購入してもらう商品を栗やソーセージといった食品に変え、友達にしょっちゅう頼んでは中國大陸部から香港特區(qū)に運んでもらっているという。
同じ質の商品でも、香港特區(qū)より深センのほうがかなり安いほか、人民元の為替レートの要素も重なり、數(shù)分の一の値段で買えるというケースもある。香港特區(qū)の人々は、「香港特區(qū)で稼いだお金を深センで使うというのが一番お得。電子決済もとても便利」としている。また、子供を連れて深センに旅行に來た人は、「深センには大きな公園がたくさんあるほか、ホテルも広々としていて、家族旅行にぴったり」としている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年8月25日
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