「中國で最も美しい駅」と呼ばれる阿爾山駅に観光客殺到中
中國の北方エリアには待合スペースと切符売り場の面積はわずか約20平方メートルにすぎないものの、「中國で最も美しい駅」と呼ばれ、毎年たくさんの観光客が押し寄せる駅、阿爾山(アルシャン)駅がある。
エキゾチックなムード漂う小さな駅
內(nèi)蒙古(內(nèi)モンゴル)自治區(qū)興安(ヒンガン)盟にある阿爾山駅は、あっという間に「見學」が終わってしまうほど小さいものの、「一目惚れ」してしまうほどの魅力ある駅だ。吉林省の白城市と內(nèi)蒙古自治區(qū)の興安(ヒンガン)盟阿爾山市を結ぶ白阿鉄道の三等駅である阿爾山駅は1937年に建設され、2013年に中國の「全國重點文化財保護施設」に指定された。
全長354キロの白阿鉄道は內(nèi)蒙古自治區(qū)と東北エリア結び、経済的に重要なルートとなっている。
阿爾山駅を発著する列車は、旅客列車2本と貨物列車2本の合わせて1日4本で、北京、山海関、大連、吉林といった地域と結ぶ観光列車も不定期で発著している。阿爾山が旅行のオンシーズンを迎えると、この小さな駅は大勢の観光客で賑わう。こうした観光客にサービスを提供するため、同駅では地方の文化?観光當局と連攜し、「ワンストップ型」のサービス體系を整備しているほか、市の行政交通當局と協(xié)力して旅客の受け入れに取り組んでいる。
絵に描いたような景色が1年中広がる阿爾山
「阿爾山」というのは山ではない。その正式名稱は「ハロン·アルシャン」で、モンゴル語で、「溫かく清らかな泉水」という意味だ。興安盟北西部に位置する阿爾山市の総面積は約7409平方キロ。呼倫貝爾(フルンボイル)草原と錫林郭勒(シリンゴル)草原、科爾沁(ホルチン)草原、蒙古草原という4つの大草原がそこで交差し、森林率は80%に達する。そして、7月や8月でも平均気溫は22度と過ごしやすい。
阿爾山には、大興安嶺山脈の下に広がる広大で雄大な草原や松林があるほか、國境の町であるため、靜かで優(yōu)雅な雰囲気も漂っている。春に雪の中で咲くツツジの花、夏には青々と茂る山や雲(yún)海、秋には息をのむような紅葉の景色、冬には神秘的な霧氷の景色など、阿爾山では1年中四季折々の風景を楽しむことができる。
そんな美しい景色が目白押しの阿爾山に「行きたい」と思ったら、切符をすぐに買って、列車で出発してみてはどうだろうか。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年8月17日
注目フォトニュース
関連記事
掲載された記事、寫真の無斷転載を禁じます。
Tel:日本(03)3449-8257 Mail:japan@people.cn