【音聲ニュース】甘粛省の人気観光地で「スマホ探し」に追われる派出所
夏休みも終わり、旅行に出かける人は次第に減ってはいるものの、甘粛省敦煌にある鳴沙山月牙泉景勝地は、依然として國內(nèi)外から來た多くの観光客で賑わっている。そして同景勝地にある治安派出所の警官も「スマホ探し」に追われている。
9月中旬に同派出所を取材すると、補(bǔ)助警官の張傑さんと同僚が金屬探知機(jī)を手にしながらゆっくりと砂山を行き來していた。そして「ピーッ」という音が鳴ると、ニコッと笑って屈み込み、手で砂を掘り始めると、ほどなく砂の中からスマホを見つけ出し、落とし主に、「こんな所から見つかりましたよ」と渡していた。
同景勝地は、観光シーズンになると、毎日數(shù)萬人の観光客で賑わう。そして、観光客が砂山でスマホを紛失するケースも後を絶たない。夏休み期間中には派出所に1日當(dāng)たり20件以上の通報(bào)があり、その98%がスマホや物品の紛失、迷子となっている。なかでもスマホの紛失が最も多く、早朝6時(shí)から夜中の1時(shí)まで、助けを求める観光客からの通報(bào)があるのだという。
張さんは、「通報(bào)を受けた際には、まずは攜帯の型番と電池殘量を確認(rèn)して、金屬探知機(jī)が必要かを判斷する。探知機(jī)は深さ5センチ、半徑10センチの場所を探すことができるので、探知機(jī)と人が一緒になって探すケースがほとんど。ただここは流動(dòng)砂丘で、そのほとんどが斜面となっているため、歩き回るのが大変。しかもスマホを落とした場所も人が移動(dòng)することで、動(dòng)いてしまうので、探し出す難易度が増してしまう。でも探し出せるように最善を盡くしている」としている。
そして、「環(huán)境や業(yè)務(wù)內(nèi)容は一般的な派出所とは異なるが、常に気を抜かずに、『砂山の守り人』の役割を果たし続けていきたい」とした。
「人民網(wǎng)日本語版」2023年9月14日
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