クマのぬいぐるみを1萬mの上空に飛ばせた寧波の大學生
「クマのぬいぐるみが1萬mの上空を飛ぶ」という動畫が31日、ネット上で注目された。動畫の中で、クマのぬいぐるみは寧波ノッティンガム大學から出発し、遼寧省阜新市と內(nèi)蒙古(內(nèi)モンゴル)自治區(qū)通遼市の境界に到著。そこで重量測定、溫度検査、設備調(diào)整など一連の事前準備を経て、気球と一緒に風に乗って離陸。雲(yún)海を貫いて高度1萬mの上空に達し、地上に帰還した。クマのぬいぐるみが青い地球をバックに「空を飛ぶ」シーンもバッチリ撮影されていた。人民日報が伝えた。
今回の飛行試験を行い動畫を作ったのは、寧波ノッティンガム大學理工學院材料成形?制御工學専攻の大學4年生、李正漢さんとそのプロジェクトチームだ。李さんは、「クマのぬいぐるみが到達した高度は宇宙ではなく成層圏で、実験はすべての規(guī)定と制度を守った」と述べた。
「幼い頃から空と宇宙に憧れていた。殘念ながら高校生パイロット航空身體検査の最後の関門を通過できず、結(jié)局空軍パイロットに選ばれなかったが、それでも空の風景を見たいと思った」と李さん。大學4年間の勉強を経て、機械工學分野の知識、プログラミング技術(shù)、モデリング技能、電気回路知識が日増しに増えていくにつれ、チームの仲間と卒業(yè)前にこのクールな実験を試み、青春の思い出にしようと決めた。
「當初は寧波で試みようと思ったが、浙江省は山間部と丘陵地帯が多い。都市?人口密集調(diào)査研究結(jié)果によると、浙江地域は試験にあまり適していなかった」。地形及び気候などの客観的な要素を総合的に考慮した上、関係當局から航空管制に違反しないという通知を受け、李さんの故郷の東北地域で試験を行うことが決まったという。
見取り図を作り、電線裝置を作り、模型を3Dプリントし、実験と溫度調(diào)節(jié)を繰り返し、チームは実験に全身全霊を傾けた。ある晴れ渡った日、クマのぬいぐるみは1時間半かけて浮上し、2萬8000mの上空に上昇した。そして青い地球と一緒に美しい寫真を撮影し、26分後に地上に帰還した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年11月2日
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