「海洋プラスチックごみ削減」に向けた浙江省の模索
先日発表された國連「地球大賞(Champions of the Earth Award)」の選考過程で、浙江省の海洋プラスチックごみ対策の新たなモデル「藍(lán)色循環(huán)(Blue Circle)」が、世界の2500件のプロジェクトの中から選ばれ、國連の環(huán)境保護分野の最高栄譽である同賞を受賞した。
「藍(lán)色循環(huán)」モデルは2020年から浙江省で模索が始まり、「政府による誘導(dǎo)+市場による運営」を通じて、沿海の人々を海洋プラスチックごみの回収に取り込み、プラスチック産業(yè)チェーン企業(yè)と共同で「藍(lán)色連盟共富基金」を設(shè)立し、価値の二次分配を行い、環(huán)境保護と人々の所得増加という「ウィンウィン」を?qū)g現(xiàn)した。
漁船が満船で帰港すると、漁師たちは新鮮な魚介類を市場に送り屆けるだけでなく、プラスチック容器やペットボトル、ビニール袋などのプラスチックごみを、海洋プラスチックごみ収集?保管拠點「小藍(lán)之家」に送り屆ける。プラスチックごみの中には、船內(nèi)の作業(yè)や生活で発生したごみもあれば、操業(yè)中に回収した海洋ごみもある。
浙江省臺州?溫嶺市石塘半島の金沙灘公園でペットボトル拾いをしている李啓明さん(54)。(撮影?劉毅)
「小藍(lán)之家」では、擔(dān)當(dāng)者がペットボトルの重さを量り、スマホアプリ「藍(lán)色循環(huán)」に登録し、トレーサブルなQRコードを生成する。手順に従い一連の操作を終えると、一般の廃棄ペットボトルよりも高い価格で買い取り、料金が支払われる。
「藍(lán)色循環(huán)」モデルは、ブロックチェーンとIoT(モノのインターネット)技術(shù)を応用し、海洋プラスチックごみの回収、再生、再製造、再販売の全過程の可視化とトレーサビリティを確保することで、海洋プラスチックの國際的な付加価値認(rèn)証及び高付加価値資源活用の基礎(chǔ)を築いた。
現(xiàn)在、「藍(lán)色循環(huán)」には企業(yè)237社と船舶1萬200隻が加わっている。沿海の女性や高齢者、漁業(yè)者も積極的に參加しており、參加者數(shù)は延べ6萬1800人に達している?!杆{(lán)色循環(huán)」プロジェクトは、累計でプラスチックごみ2254トンを含む計1萬900トンの海洋ごみを回収?処理し、炭素排出量を約2930トン削減し、近海の環(huán)境を効果的に改善した。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2023年12月11日
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