中國科學院の専門家は19日に北京市で、中國初の軌道上水生生態(tài)系研究プロジェクトの進捗狀況を説明した。宇宙ステーション小型制御生命生態(tài)実験モジュールは有人宇宙船「神舟18號」の乗組員によってモジュール「問天」の生命生態(tài)実験キャビネットに移され実験を行った後、現在軌道上で安定的に稼働している。4匹のゼブラフィッシュは良好な狀態(tài)にある。新華社が伝えた。

「神舟18號」は4月25日に酒泉衛(wèi)星発射センターから打ち上げられた。3人の宇宙飛行士とともに、4匹のゼブラフィッシュと4グラムの金魚藻も宇宙へと旅立った。これは軌道上で安定的に稼働する宇宙セルフ循環(huán)水生生態(tài)系を構築するため用いられ、中國の宇宙における脊椎動物の育成のブレイクスルーを実現する。

中國科學院上海技術物理研究所の鄭偉波研究員は、「宇宙飛行士は現在まで2回の水サンプル採取と1回の餌ケースの交換に成功した。ゼブラフィッシュは微小重力環(huán)境で、逆さ泳ぎ、回転運動、円運動といった方向感覚の異?，F象が見られる?？茖W者は今後、回収した水サンプルや魚卵などを用い、関連動畫と結びつけ宇宙環(huán)境の脊椎動物の成長、発達、行動への影響に関する研究を行うと同時に、宇宙閉鎖生態(tài)系の物質循環(huán)の研究にサポートを提供する」と説明した。（編集YF）

「人民網日本語版」2024年5月20日