乾燥中の白族扎染（撮影?符皓）。

雲(yún)南省の白（ペー）族によって伝承されてきた絞り染めの伝統(tǒng)技法「白族扎染」は、數(shù)千年の歴史を誇る。伝統(tǒng)的な白族扎染は、藍(lán)と白の2色で構(gòu)成されており、白い綿布または綿麻混紡の布を用いて、針と糸で模様を縫ってから、染料に浸し、蒸し、乾燥させる。糸を外すと、藍(lán)色と白色が織りなす美しい白族扎染が完成する。人民網(wǎng)が伝えた。

雲(yún)南省大理白族自治州大理市喜洲鎮(zhèn)周城村では、國(guó)家級(jí)無(wú)形文化遺産伝承者である段銀開(kāi)さんが、長(zhǎng)年にわたり、白族扎染技法の継承に盡力してきた。彼女と家族は、村內(nèi)に扎染の工房を立ち上げ、扎染博物館を設(shè)立し、藍(lán)染講習(xí)會(huì)を定期的に開(kāi)講するといった活動(dòng)を次々と推し進(jìn)めていくことで、「匠」の心を守りながら、伝統(tǒng)技術(shù)を継承し、より多くの人々に白族扎染の獨(dú)特な魅力を伝えている。

観光客のさまざまなニーズにこたえるため、段さんがオープンした工房で取り扱う絞り染めの色は増えている。しかし、素樸な藍(lán)と白の絞り染めが、現(xiàn)在も主流を占めているという。

段さんは、大理に住む大勢(shì)の絞り染め技法継承者の1人にすぎない。しかし現(xiàn)在、大理の街のあちこちには白族扎染を売る店があり、絞り染めで作られた衣服やハンドバッグ、工蕓品が、観光客の人気を集めるようになっている。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年6月12日