厳しい暑さの夏になると、街中では頭から足元まで「日焼け防止グッズ」で完全防備している人を度々見かけるようになる。日焼け防止グッズの人気を背景に、生産側(cè)の企業(yè)の競(jìng)爭(zhēng)もますます激化している。また、商品の細(xì)分化も進(jìn)み、「日焼け防止グッズ」市場(chǎng)は今や1千億元（1元は約21.8円）規(guī)模に近づいている。

浙江省義烏市のある日焼け防止グッズメーカーでは今、作業(yè)員が急ピッチで商品を生産している。責(zé)任者によると、気溫が高くなるにつれて、日焼け防止グッズは供給が需要に追い付かない狀態(tài)となっており、今後2ヶ月の間に、受注はさらに大きなピークを迎えると見られている。

日焼け防止グッズが爆発的人気となり、生地メーカーもそこに商機(jī)を見出している。浙江省紹興市柯橋區(qū)の生地?糸卸市場(chǎng)「軽紡城」のある店の責(zé)任者?陳娟さんは、「ここ2年、UVカット生地をめぐる競(jìng)爭(zhēng)はますます激化している。今年、當(dāng)社が生産したUVカット生地の材質(zhì)には、ナイロンのほか、ニットシリーズもある。その他、工場(chǎng)と連攜して、UVカットの効果がさらに高い糸を開発した」とした。

データによると、2023年、中國(guó)のUVカットウエア?グッズ市場(chǎng)は742億元規(guī)模に達(dá)した。2026年には、その規(guī)模は958億元にまで拡大し、日焼け防止グッズ産業(yè)の規(guī)模が1千億元に達(dá)するのは時(shí)間の問題となっている。

日焼け防止グッズ市場(chǎng)が絶好調(diào)となる一方で、市場(chǎng)では、「日焼けを過度に防いでいるのではないか」という聲も上がっている。その點(diǎn)について、復(fù)旦大學(xué)付屬華東病院?皮膚科の石磊副科長(zhǎng)は、「科學(xué)的で、適度な日焼け防止は不可欠。そうすることで、肌のダメージを減らし、アンチエイジングにもつながる。ただ、過度な日焼け防止もよくない。通常、何ヶ月も紫外線に當(dāng)たらないとなると、體內(nèi)のビタミンDが少なくなって、骨密度が下がってしまう。そして、ビタミンDが不足している狀態(tài)が數(shù)年続くと、ガンに羅患する確率が高くなってしまうほか、気持ちが落ち込んだりする原因にもなる。さらに、心臓?脳血管疾患に羅患する確率も高くなる」と注意を呼びかけている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年6月19日