広西壯（チワン）族自治區(qū)気象局によると、今月13日から19日にかけて、同自治區(qū)では非常に激しい雨や猛烈な雨が降り続いた。猛烈な雨が降った範(fàn)囲は広く、その時(shí)間も長く、累加雨量も多く、極端現(xiàn)象となったなどの特徴があり、多くの地域の降雨量が過去最多となった。新華社が報(bào)じた。

統(tǒng)計(jì)によると、12日午後8時(shí)から19日午後3時(shí)にかけて、広西全域の雨量は152ミリに達(dá)した。うち、累加雨量が100ミリを超えた地域は17萬4200平方キロで、地域総面積の73.3％を占めた。激しい雨が降ったのは主に桂林、賀州、柳州の3市で、平均雨量はそれぞれ323.7ミリ、249.8ミリ、210.4ミリだった。桂林市に屬する興安県、永福県、霊川県の3県は猛烈な雨が斷続的に続き、7郷?鎮(zhèn)で累加雨量が700ミリを超えた。最も多かったのは興安県溶江鎮(zhèn)で945.5ミリだった。

今回の極端な降雨では、桂林市が特にその深刻さが顕著だった。24時(shí)間態(tài)勢の降雨量モニタリング統(tǒng)計(jì)によると、桂林市の気象観測所38ヶ所が過去最多を記録した。例えば、同市の興安県興安鎮(zhèn)、霊川県九屋鎮(zhèn)、全州県咸水鎮(zhèn)の降水量はそれぞれ442.5ミリ、435.2ミリ、319.1ミリに達(dá)し、いずれも現(xiàn)地の過去最多降雨量を塗り替えた。

気象當(dāng)局は、19日夜から雨腳は弱まっていくと予想している。ただ、20日から22日にかけて、桂北エリアでは引継ぎやや強(qiáng)い雨がふり、局地的に激しい雨になる可能性もあり、桂南エリアでは午後から斷続的に雨が降る見込みだ。専門家は、今回の激しい雨は収束に向かっているものの、地質(zhì)災(zāi)害が起こる可能性はしばらく殘るため、引き続き警戒が必要だと注意を呼びかけている。

洪水警戒警報(bào)を4級から3級に引き上げ

中國國家水害?干ばつ対策総指揮部は19日、広西の洪水警戒4級警報(bào)を3級に引き上げた。國家防災(zāi)減災(zāi)救災(zāi)委員會(huì)弁公室や応急管理部は、國家糧食?物資儲(chǔ)備局と連攜して、広西に災(zāi)害時(shí)用のテントや折り畳み式ベッド、毛布?布団、家庭用防災(zāi)セットなど、救援物資3萬點(diǎn)を緊急調(diào)達(dá)した。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年6月20日