中國の科學者、新型高溫超伝導體を発見
人民網(wǎng)日本語版 2024年07月19日13:22
超伝導體はその大きな応用可能性により大きく注目されている。新型高溫超伝導體の発見は、科學界が熱心に追求している目標だ。復旦大學が18日に明らかにしたところによると、同大學物理學部の趙俊教授のチームは高圧光フローティングゾーン技術により3層のニッケル酸化物の生成を成功させ、ニッケル酸化物に圧力誘導の超電導性があることを証明した。その超伝導體の體積分率は86%に達し、再び新型高溫超伝導體が発見されたことを意味する。この研究成果は北京時間17日夜、「ネイチャー」最新號に掲載された??萍既請螭瑏护à?。
趙氏は、「高溫超伝導の研究のブレイクスルーの大半は、実験、とりわけ新型超伝導體の発見によりもたらされるものだ。既存の理論では完全に説明できない現(xiàn)象が現(xiàn)在も數(shù)多くある。ニッケル酸化物単結晶サンプルの生成條件は非常に厳しく、特定の高酸素圧力環(huán)境に置き、高溫と高い溫度勾配を維持して初めて単結晶サンプルの安定生成を実現(xiàn)できる。相形成に必要な酸素圧力の幅が非常に小さいため、複數(shù)の組成を持つニッケル酸化物が層狀に共生する現(xiàn)象が起こりやすい上、生成過程では數(shù)多くの頂點酸素欠陥が極めて発生しやすい。これがニッケル酸化物の超伝導含有率が低い理由かもしれない」と説明した。
同チームは高圧光フローティングゾーン技術を利用し多くのサンプルを生成し、最終的に純相三層ニッケル酸化物単結晶の合成に成功した。チームはさらに一連の中性子回折及びX線回折測定を実施し、材料の格子構造と酸素原子座標及び含有量を正確に測定し、頂點酸素欠陥がほとんど存在しないことを発見した。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2024年7月19日
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