海を渡るヤマモモとドリアン 中國のフルーツ貿易チャンスが拡大
中國は世界最大のフルーツ生産地と消費市場で、フルーツの生産量は世界の約3分の1を占めている。輸出入貿易が活発で、世界の6%以上のシェアを占めるフルーツ産業(yè)は中國が國際的な競爭上の優(yōu)位性を持つ産業(yè)となっている。
今年上半期(1-6月)、中國産の生のヤマモモが歐州、中東、アメリカ大陸の多くの國で頻繁に姿を見せていた。鮮度保持技術が改善を繰り返したことにより、ヤマモモは海を渡ることができた。
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中國のヤマモモ主要生産地の浙江省臺州市仙居県では今年、長距離輸送において「標準化」された一連のプロセスが形成された。保冷剤やミクロ穴加工を施した鮮度保持技術、真空包裝、窒素ガス置換包裝といった複數(shù)の手段を用いたオーダーメイドパッケージを通じて、フルーツの鮮度保持期間を伸ばしている。また宅配便の「地上?空専用線」による直送、全行程コールドチェーン輸送により、長距離輸送によるヤマモモの品質への影響をできる限り少なくすることができた。
浙江省農業(yè)農村庁がまとめたデータでは、同省の今年のヤマモモ総生産量は70萬トンに上り、ヤマモモの栽培面積と生産高は全國の50%以上を占め、製品は遠く歐州、中東、東南アジア、アメリカ大陸の20數(shù)ヶ國?地域へ販売されている。
中國産ヤマモモが海外進出するのと同時に、外國産ドリアンもより多く中國に入ってくるようになった。中國は世界最大のドリアンの輸入國と消費國であり、輸入量は過去20年間で約50倍増加し、急増傾向は今なお続いている。
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雲(yún)南省最大のフルーツ専門卸売市場では、今年上半期のドリアンの販売量が12萬トンに達し、予想では通年の販売量は前年比で約20%増加する。
需要がこれほど急増するのに対し、ドリアンの供給は追いつくのだろうか。
ドリアン販売業(yè)者によると、これまで中國が輸入するドリアンの60%はタイ産だったが、今年は新たな変化が見られ、ベトナム産の供給が増え始めた。これは中國ラオス鉄道が開通したおかげで、今年は「列車に乗って中國に來る」ドリアンが大幅に増加した。以前はラオスのビエンチャン駅で列車に積み込まれてから雲(yún)南省の昆明市に到著するまで4日ほどかかっていたが、中國ラオス國際貨物列車「瀾滄江-メコン川快速線」による輸送がスタートしたことで、所要時間は約26時間まで短縮れた。
中國商務部(省)がまとめたデータによると、今年上半期にはベトナムの主要ドリアン輸出市場のうち、中國への輸出額が12億2000萬ドル(1ドルは約147.3円)でトップとなり、ベトナムのドリアン輸出総額に占める割合は92.4%に達した。前年同期と比べ、ベトナムのドリアンの対中輸出額は46%増加しており、ベトナムでは多くの果物農家が相次いでドリアン栽培を始めて、中越両國の貿易成長を更に加速させている。
中國農業(yè)科學院がまとめたデータでは、今後10年間、中國産フルーツは有効供給が増加し、消費が持続的に成長し、輸出入市場が拡大し、直接消費が量から質への転換を加速させ、2029年のフルーツ総生産量は3億2800萬トンに達する見込みだ。フルーツによる中國の貿易チャンスは絶えず拡大していくだろう。(編集KS)
「人民網日本語版」2024年8月13日
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