「スマートヘルメット」「戦術(shù)ベスト」……このほど広州地下鉄の警察犬たちが、ハイテク設(shè)備を搭載した「新スキン」を身にまとった。人民網(wǎng)が伝えた。

この「新スキン」は華南農(nóng)業(yè)大學(xué)のチームが広州市公安局公共交通分局特殊警察大隊(duì)と共同で中核技術(shù)の研究開(kāi)発を完了した犬用作戦裝備で、「ワンワンSP」と名付けられている。

「ワンワンSP」研究開(kāi)発プロジェクトチームの中核メンバーで、同大學(xué)食品學(xué)院2021年度入學(xué)生の何政康氏は、「この裝備はリモート畫像センサー及びレーザー雲(yún)臺(tái)のリモート警察犬指揮システムを搭載し、レーザー、指令伝達(dá)、高畫質(zhì)リアルタイム畫面を一體化しており、犬が警官の目の屆かない場(chǎng)所に行ったとしても、相対的に複雑な行動(dòng)指令を?qū)g行できる。アドホックネットワーク技術(shù)により、電波の狀況が悪い場(chǎng)合でも、人間と犬のリアルタイムの通信を維持できる。同プロジェクトは現(xiàn)在、広州市の複數(shù)の地下鉄駅で実戦配備されており、重要な場(chǎng)合における警備?保安検査に何度も使用されている」と説明した。

視界外での人間?犬別行動(dòng)はこれまで長(zhǎng)きにわたり、広州市公安局公共交通分局特殊警察大隊(duì)を悩ませてきた問(wèn)題だった。そのため、彼らは特別に「スポットライト測(cè)位指揮技術(shù)」を研究開(kāi)発した。しかし、実際の操作においてネットワークの信號(hào)、障害物、スペースなどの要因の影響を受け、リモートの正確な指揮が上手く行えなかった。警察OBは、「警察犬をカーブさせられず、座れ、前に進(jìn)めといった指示しか実行できなかった。前進(jìn)する際に目的を見(jiàn)失いやすかった」と述べた。

犬用スマートウェアラブルデバイスを研究開(kāi)発し、リモート操作でリモート指揮を?qū)g現(xiàn)すると同時(shí)に、警察犬のカーブをサポートし作戦の効率を高めることは可能だろうか。何氏は自身と同じく、同大學(xué)の學(xué)生科學(xué)技術(shù)イノベーション?起業(yè)連合會(huì)に所屬する友人で、電子工程學(xué)院（人工知能學(xué)院）の2021年度入學(xué)生の巫沢宇氏を見(jiàn)つけた。2人はすぐにチームを作り、一連の準(zhǔn)備を経て、犬用ヘッドセットの研究開(kāi)発に著手した。

人間と犬を別行動(dòng)で隨時(shí)動(dòng)かし、隨時(shí)停止させるためには、レーザーを誘導(dǎo)し畫面をリアルタイムで伝送するカメラが非常に重要だ。レーザーと高畫質(zhì)カメラを搭載しているサポート機(jī)器の雲(yún)臺(tái)の適合性は、プロジェクトのカギとなった。市場(chǎng)で販売されている雲(yún)臺(tái)は大型で重い。何氏は、「市場(chǎng)で主流の複數(shù)の雲(yún)臺(tái)を試したが、犬のダッシュが速すぎて効果または安定性が落ちた。そこで自分で開(kāi)発することを決めた」と振り返った。

警察犬の高速ダッシュの狀態(tài)と運(yùn)動(dòng)の習(xí)性に的を絞り、二重フィルタリングアルゴリズムを採(cǎi)用し、雲(yún)臺(tái)の安定性を保証した。その一方で部品をコンパクトに集積し、さらに軽量化した。コアモジュールは爪のサイズしかなかった。

雲(yún)臺(tái)の問(wèn)題を解決した次はヘルメットだ。犬が快適に裝著でき、機(jī)器を安定的に搭載できるヘルメットを設(shè)計(jì)するため、チームはヘルメットのフィット感から著手した。3ヶ月近くの時(shí)間をかけて設(shè)計(jì)ソフトを研究し、曲面モデリングを?qū)Wんだ。スプリンガーやマリノアなどの一般的な警察犬の品種の頭の3Dモデリング分析を通じ、異なる品種の警察犬の體を調(diào)べヘルメットを設(shè)計(jì)した。

試験と更新を繰り返した結(jié)果、チームはついに実戦に適応できる設(shè)備を研究開(kāi)発した。技術(shù)的に「スマート光制御感知＋耐マルチパス通信統(tǒng)合」という特長(zhǎng)を示すと同時(shí)に、軽く、快適に、美しくなった。この設(shè)備は現(xiàn)在、模索と高度化を続けているところだ。何氏は、「例えば山間部の捜索救助で、バイタルサインの検出でサーマルイメージング裝置が必要になる可能性があるが、これを設(shè)備に設(shè)置し異なる応用シーンに適応させるにはどうすべきか。これは今後考えなければならないことだ」と述べた。（編集YF）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2024年9月4日