日本側(cè)の核汚染水の海洋放出に斷固反対すると同時(shí)に、理性的で冷靜に科學(xué)的に見るべき
9月20日、日本が一方的に東電福島第一原発事故汚染水の海洋放出を開始して1年余り、中日両國の政府は核汚染水の海洋放出問題についての2國間合意を発表し、幅広い注目を集めた。(文:周信?國際問題評論員)
今回の合意は中日両國の度重なる外交協(xié)議の最新成果だ。中國外交部報(bào)道官も合意の內(nèi)容について説明をした。では、我々はどのように捉えるべきか。
第一に、合意達(dá)成は中國の核汚染水の海への放出に反対するという立場の変化を意味するものではなく、日本が歴史的責(zé)任を回避できることを意味するものでもない。
2021年に日本が福島核汚染水を海に放出するというかつてない決定を下して以來、中國政府は一貫して斷固として反対してきた。9月20日、中國外交部報(bào)道官は次のように強(qiáng)調(diào)した?!钢袊献钪匾违攻譬`クホルダー國の一員として、一貫してこの無責(zé)任なやり方に反対する?!?/p>
日本が近隣國と十分な話し合いを行わないまま、勝手に核汚染水を海へ放出することは、核のリスクを全世界に転嫁したものであり、日本政府がいかに放出を正當(dāng)化させようとしても、この行為に正當(dāng)性も合法性もないことは疑いもない。中國政府の海洋放出に反対するという立場は変ってない。中國以外に、ロシア、韓國、太平洋島嶼國なども懸念や反対を表明したことがあり、中國の立場は國際社會の正義の聲を代表している。今回の合意では、日本が國際法上の義務(wù)を著実に履行し、汚染水の人體と環(huán)境に與える負(fù)の影響を回避し、海洋環(huán)境及び生態(tài)への影響評価を持続的に実施することを明確にしている。これは日本側(cè)が中國を含む國際社會への重大な約束であり、厳格に遵守しなければならない。
次に、中國は福島核汚染水の長期的かつ國際的なモニタリングに有効に參加し、獨(dú)立したサンプリングなどのモニタリング活動(dòng)を?qū)g施する。このアレンジの達(dá)成は容易なものではない。
中國及び関係國の呼びかけのもとで、核汚染水の海放出問題は國際社會の高い関心を集めている。國際原子力機(jī)関(IAEA)が初めて福島に常駐事務(wù)所を設(shè)置し、福島第一原発內(nèi)と周辺海域で海洋汚染のモニタリングを行う。これはIAEAの今までのないやり方だ。福島核汚染水の海洋生態(tài)環(huán)境への長期的な影響は、原子放射線の影響に関する國連科學(xué)委員會(UNSCEAR)の2025年から2029年までの優(yōu)先?緊急プロジェクトに組み込まれている。今回の合意では、日本側(cè)が中國を含めたステークホルダー國が長期的かつ國際的なモニタリングと獨(dú)立したサンプリングに有効に參加することを確保する義務(wù)を明確にした。中國の専門家は海洋放出施設(shè)內(nèi)と海上の各段階のモニタリングに參加するという。これにより、海洋放出に対する外部の監(jiān)視が強(qiáng)化され、より全面的かつ真実で、信憑性のあるデータが入手でき、基準(zhǔn)を満たさない日本の汚染水の放出を迅速に阻止できるようになる。また、中日雙方は科學(xué)に基づき建設(shè)的な対話を継続的に展開し、放出に関する懸念を適切に処理するとも書かれている。
これらの取り決めを?qū)g現(xiàn)することは容易ではない。特に、一貫して環(huán)境保護(hù)問題を重視すると標(biāo)榜してきた歐米諸國が、日本の核汚染水の海洋放出を正當(dāng)化させる動(dòng)きを支持し、一部の國が國民の不満を無視して、態(tài)度を180度転換させたことが狀況を一層複雑にした。中國は大國の責(zé)任感を見せ、日本に対し、責(zé)任のある方式で核汚染水を著実に処理し、長期的かつ國際的なモニタリング體制と獨(dú)立したサンプリングの構(gòu)築を積極的に促し、実際の行動(dòng)をもって、海洋運(yùn)命共同體の理念を?qū)g踐し、世界の海洋環(huán)境と人々の健康を守っていく。
第3に、中國は引き続き責(zé)任ある態(tài)度で海洋生態(tài)環(huán)境と食品安全のリスクを適切に対処する。
生態(tài)環(huán)境と食品安全は民生にかかわる重要事項(xiàng)だ。中國政府は常に人民至上と科學(xué)の精神を堅(jiān)持している。核汚染水の海洋放出による食品安全リスクが人々の健康を害することを防ぐため、中國政府は日本の水産物に対する緊急予防臨時(shí)措置、海洋放射線環(huán)境モニタリングの強(qiáng)化、國內(nèi)市販水産物の検査強(qiáng)化、遠(yuǎn)洋漁業(yè)と周辺國から輸入される水産物の放射能レベル追跡など、困難で細(xì)かい仕事をたくさんしてきた。中國生態(tài)環(huán)境部の報(bào)告によると、2021年以降、中國管轄海域の海洋環(huán)境放射能レベルには異常が見られていない。
合意では、基準(zhǔn)に満たした日本水産物の輸入を徐々に再開するための一連の前提條件を指摘した?!搁L期的かつ國際的なモニタリング體制」「獨(dú)立サンプリング」「実施後」「科學(xué)的根拠」「調(diào)整に著手」「徐々に回復(fù)」「基準(zhǔn)に満たした」などのキーワードから、中國政府は食品安全を大変重視することが窺われる。中國は、中日雙方の外交?科學(xué)チームが充分な協(xié)議を行い、また必要な科學(xué)的根拠があることを前提に、慎重に政策を調(diào)整する。政府関連部門の科學(xué)的検査と厳格な監(jiān)督管理の下で、中國市場で正規(guī)ルートで販売される水産物は、原産國に関わらず、必ず食品の放射能安全基準(zhǔn)に合格し、安心して食べられると信じられる。
今回の合意から、中國政府が人々の健康と生態(tài)環(huán)境を守る原則と立場と、そのために施したたゆまぬ努力が読み取れる。そして、我々は日本の核汚染水海洋放出行為に斷固反対すると同時(shí)に、この問題を理性的で冷靜に科學(xué)的に見て対処しなければならない。
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