「二次元（2D畫像で描いたアニメ?漫畫?ゲームなどの総稱）」関連のグッズが今、中國では若者の間で「谷子（グーズ）」と音訳され、人気を集めている。2013年からグッズにはまったという女性?雨さん（仮名）は、筋金入りのグッズマニアで、「擺陣」も設(shè)けているほどだという。日本語ではマニアの間で「祭壇」と呼ばれるこの「擺陣」は、大量の推しのグッズを種類やタイプごとに分けて並べて飾る場所を指し、それを撮影した寫真は圧巻そのもの?！讣缐工藖Kぶグッズの合計金額が數(shù)萬元（1元は約21.6円）に達(dá)することもざらだという。

最近、「二次元」ファンのグッズ爆買いが、資本市場にまで影響を及ぼすようになっていることが大きな話題となった。雨さんは、「元々、ニッチな世界だったのに、こんなに人気になるなんて」と感慨深げに話す。

こうした「グッズ経済」を押し上げる大きな力となっているのは「二次元文化」で、消費(fèi)者の多様なニーズを満たすその新興の消費(fèi)形態(tài)の臺頭は今後も、消費(fèi)のポテンシャルをさらに引き出すことになりそうだ。

グッズの産業(yè)チェーンはすでにライセンス所有者、メーカー、発売元、代理業(yè)者、販売業(yè)者などをカバーするようになっている。首都経済貿(mào)易大學(xué)?特大都市経済社會発展研究院の郭媛媛副院長は、「継続的な延伸、マッチング、融合を通して、グッズは、巨大な市場になっている」との見方を示している。

世界の二次元、及びその関連商品市場を見ると、中國は成長が最も速い市場となっている。市場調(diào)査會社?艾瑞諮詢（iResearch）のデータによると、中國の「グッズ経済」の規(guī)模は2023年に1201億元に達(dá)し、今年は1689億元にまで急速に拡大した。今後數(shù)年もこうした成長の勢いを保ち、2029年には、3089億元規(guī)模にまで拡大すると見られている。

1千億元級のブルーオーシャンを前に、投資機(jī)関が熾烈な競爭を繰り広げていることは、想定內(nèi)のことで、至極當(dāng)然のことでもある。現(xiàn)在、フィギュアメーカー?泡泡瑪特（ポップマート）やトレーディングカード大手の「卡游（Kayou）」、広博股份などがすでにこうした「グッズ経済」に參入している。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2024年12月24日