中國の「魚の宇宙飛行士」、今年も宇宙に行く見込み
「魚の宇宙飛行士」のゼブラフィッシュが今年も再び宇宙に行き、宇宙環(huán)境の脊椎動物の筋肉と骨格の発育への影響に関する研究活動を支援する見込みであることが、上海市でこのほど開かれた中國宇宙ステーション宇宙応用システム科學?応用に関する進捗狀況説明會で分かった。新華網(wǎng)が伝えた。
同説明會は中國科學院宇宙応用工學?技術(shù)センターが主催。中國科學院水生生物研究所の王高鴻研究員は、「ゼブラフィッシュは小型の熱帯淡水魚で、そのゲノムはヒトゲノムと70%以上の類似性を持っており、生命科學、健康科學、環(huán)境科學の研究の重要なモデル動物で、『水中のマウス』と呼ばれている。2024年4月には4匹のゼブラフィッシュと4グラムの金魚藻を含む『天宮水族箱』が、有人宇宙船『神舟18號』の宇宙飛行士3人と共に中國の宇宙ステーションに入り、実験モジュール『問天』の生命?生態(tài)キャビネットに設(shè)置され宇宙実験が実施された」と説明した。
中國が軌道上に宇宙セルフ循環(huán)水生生態(tài)系を構(gòu)築したのは初めてとなる??茖W者はゼブラフィッシュと金魚藻により生物圏の物質(zhì)循環(huán)のシミュレーションを行い、水生生態(tài)系の気體バランスと長期的な安定運営を?qū)g現(xiàn)した。同生態(tài)系は宇宙ステーション內(nèi)で43日にわたり安定的に運営され、宇宙水生生態(tài)系の軌道上運営の世界最長記録を樹立した。
中國が初めて軌道上で構(gòu)築した宇宙セルフ循環(huán)水生生態(tài)系。(畫像提供は中國科學院)
王氏は、「初めて中國の宇宙ステーションに入ったゼブラフィッシュは元気に生きているだけでなく、軌道上での産卵も実現(xiàn)した。これは中國が軌道上で構(gòu)築した宇宙セルフ循環(huán)水生生態(tài)系が、ゼブラフィッシュに宇宙飛行士の宇宙健康の研究を支援する実験プラットフォームになれることを物語っている。ゼブラフィッシュは今年再び宇宙に行く見込みだ。6匹のゼブラフィッシュと6グラムの金魚藻が、宇宙ステーションの第2の天宮水族箱に入る予定だ??茖W者はゼブラフィッシュにより、微小重力の脊椎動物の筋肉と骨格のタンパク質(zhì)合成への影響を重點的に研究する」と述べた。(編集YF)
「人民網(wǎng)日本語版」2025年1月16日
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