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延べ23億人以上が移動、春運の背景にある経済的活力

人民網(wǎng)日本語版 2025年02月18日13:38

中國の春節(jié)(舊正月、2025年は1月29日)が無形文化遺産に登録されてから初めて迎えた春運(春節(jié)期間の帰省?Uターンラッシュに伴う特別輸送體制)は、交通機関での移動がことのほか活況を呈した。2025年の春運に関する統(tǒng)計によると、春節(jié)連休の8日間で、社會全體の地域を跨ぐ移動者數(shù)は延べ23億人を超え、過去最多を記録した。

多くの人が移動した春運の光景の中で、注目すべき変化が3つあった。

■移動ニーズ――帰省から観光へ

かつて春運の主な目的は帰省だったが、今では観光と帰省の目的が混在し、一家団欒の郷愁と発展の活力の「協(xié)奏曲」が奏でられるようになった。

需要側(cè)を見ると、2025年の春節(jié)には、多くの人が休暇を調(diào)整して長期連休を取った。長期連休は、まず帰省し、次に旅行へ行き、最後に仕事や學校に戻るという「各地移動型休暇」を生み出した。こうした「複數(shù)段階式」休暇と道路?鉄道?航空交通の連攜は、連休中の移動を一層活発化させ、都市と農(nóng)村の文化観光のさらなる活発化にもつながり、春節(jié)消費市場に活力をもたらした。

供給側(cè)を見ると、2025年の春節(jié)には、観光客を惹きつけるための新たな取り組みが各地で行われた。山西省では「平遙盛景」ライトショー、哈爾浜(ハルビン)では「氷雪大世界」のSNS映えスポット、浙江省では絶技や演劇など新春特別イベントを用意。こうした質(zhì)の高いイベントを次々と催し、消費シーンを拡充し続けることで、人々の大移動を消費成長の推進力へと加速度的に変えた。

■移動體験――「移動」から「快適な移動」へ

遼寧省瀋陽と海南省??冥蚪Y(jié)ぶ瀋海高速道路では、ドローンが空中を旋回し、「交通誘導員」として機能。重點區(qū)間の交通狀況を巡回確認すると同時に、車両に秩序ある運転を指示して、スムーズな道路交通を確保した。

広東省の広州南駅では、人々が押し寄せる中でも秩序が保たれた。以前は発券機の前に乗客が長蛇の列をなしていたが、現(xiàn)在ではデジタル電子発券が全面的に普及し、乗客の移動にゆとりが生じた。

紙の切符や磁気切符が顔認証や電子発券に変わるなど、過去數(shù)十年にわたり、デジタル技術(shù)とスマート技術(shù)の追い風を受けて、春運の體験は快適なものへ変化していった。今や駅や空港ではデジタルガイドやスマートリーディングが隨所に配置され、一部の道路や料金所では移動ロボットによる充電サポートやドローンによる交通整理が當たり前になりつつある。ビッグデータ、IoT(モノのインターネット)、人工知能(AI)など新技術(shù)の導入が加速し、春運の全面的な効率向上を支えている。

■移動手段――バイクから自家用車へ

十數(shù)年前には、珠江デルタ地域から出発し、國道沿いに広西、貴州、雲(yún)南などへとバイクで帰省する「バイク大軍団」が、中國の春運の移動における獨特な光景だった。2013年の春運期間中、「バイク大軍団」は延べ約110萬臺のピークに達したが、その後は年々明らかに減少してきた。

今やバイクは「退場」し、自動車が「臺頭」している。自家用車を運転して帰省する人が増えており、南北間を行き來し、絶えることのない車の流れが、中國の大地に特別な「春運曲線」を描いている。2025年の春節(jié)期間には、自家用車による移動が全體の8割近くを占め、全國の高速道路の総交通量は過去最多の4億3600萬臺に達した。

道路が整備され、移動がスムーズになり、帰省が手軽になったことは、中國のインフラの底力と経済発展の力を浮き彫りにしている。(編集NA)

「人民網(wǎng)日本語版」2025年2月18日

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