2011年から「萬里の長城」をテーマにした映畫の製作情報が浮上し、米國のエドワード?ズウィック監(jiān)督がメガホンを取るとされていたが、計畫が暗礁に乗り上げ、今年3月には、中國の巨匠?張蕓謀(チャン?イーモウ）監(jiān)督が旗を振るとの情報が再び持ち上がった。そして現(xiàn)在、主役に米俳優(yōu)マット?デイモンの名前が挙がっている。

同映畫の腳本は、ズウィック監(jiān)督と長年コンビを組んでいるマーシャル?ハースコビッツ氏が手掛けた。英國の兵士2人が古代中國を訪問し、「萬里の長城」建設(shè)という壯大なプロジェクトの現(xiàn)場を目にする様子を描いている。長城建設(shè)は、侵略者の進(jìn)入を防ぐためと思っていた2人だが、実際には人に害を及ぼす生物の攻撃も防ぐためだったことに気付く。ズウィック監(jiān)督が旗を振ることができなくなったため、腳本も書き直されたが、「『萬里の長城』建設(shè)の秘密と起源」という基本的な理念は変わっていないという。

當(dāng)初、主演は英國俳優(yōu)?ヘンリー?カヴィルと米俳優(yōu)?ベンジャミン?ウォーカーが務(wù)めることになっていた。しかし、ズウィック監(jiān)督が旗を振ることができなくなり、2人の出演も白紙に。海外メディアの報道によると、デイモンは張監(jiān)督を尊敬しており、作品出演に強(qiáng)い意欲を見せている。一方、張監(jiān)督が「中國文化」をテーマにした作品を得意としていることは言わずと知れた事実で、過去にも「紅いコーリャン(原題：紅高梁)」（1987年）、「紅夢(原題：大紅燈籠高高掛)」 （91年）、「秋菊の物語(秋菊打官司)」（92年）、「活きる(原題：活著)」（94年）、「金陵十三釵( The The Flowers Of War）」（2011年）などの作品が、世界的にも高い評価を受けた。また、「金陵十三釵」の製作で、張監(jiān)督は歐米の役者とタッグを組む経験を積んだ。

同映畫の製作は、米レジェンダリー?ピクチャーズが中國映畫界に進(jìn)出するため立ち上げたレジェンダリー?イースト（東方伝奇）が手掛ける。同社は、このほど開催されたロンドン映畫祭で、腳本が既に仕上がり、2015年にクランクインすることを明らかにした。

「人民網(wǎng)日本語版」2014年9月24日