4日午前、第12期全國人民代表大會第3回會議の記者會見が人民大會堂プレスリリースホールで開かれた。大會報道官を務(wù)める傅瑩氏が、大會の議事日程と人民代表大會の活動に関する問題について、國內(nèi)外の記者に答えた。

　――今年は「史上最も厳しい」とされる環(huán)境保護(hù)法が正式に実施されることとなる。環(huán)境保護(hù)部長も正式に就任し、大気汚染防止法も改正の最中である。こうした動きは、2015年にいかなる煙霧対策が取られるのかという人々の期待を高めている。大気だけでなく、土壌や水の汚染も注目されている。新たな環(huán)境保護(hù)法はこれらの問題を解決できるものとなるのか。全國人民代表大會は今年、環(huán)境保護(hù)法の実施を確保するためにどのような措置を取るのか。

　中國は超高速で工業(yè)化を成し遂げると同時に、超高速で環(huán)境資源を食いつぶしてきた。環(huán)境問題はすでに、人々の最大の関心事となり、黨中央と國務(wù)院もこれを非常に重視している。全國人民代表大會常務(wù)委員會は4回の審議を通じて、新たな環(huán)境保護(hù)法を打ち出した。この環(huán)境保護(hù)法は「史上最も厳しい環(huán)境保護(hù)法」と呼ばれ、汚染の「ゼロ容認(rèn)」の方針を取る、厳格な懲罰措置を持った法律である。

　例えば違法企業(yè)に対しては日數(shù)計算で罰を加えたり、閉鎖や差し押さえの措置を取ったりすることができる。さらに生産の制限や停止、行政拘留を命じたり、監(jiān)督管理に落ち度があった行政職員の責(zé)任を追及したりすることもできる。だが厳しい法律だけでは十分ではない。

　環(huán)境保護(hù)の法執(zhí)行の過程では、人々の參加と監(jiān)督が非常に重要となる。改正された環(huán)境保護(hù)法では、人々の參加と監(jiān)督に制度的な保障を與えるため、特別で新たな章が設(shè)けられ、情報公開や公益參加などについての規(guī)定がまとめてなされた。政府や部門、企業(yè)には、法に基づく環(huán)境情報の公開が求められ、環(huán)境監(jiān)督への個人や組織の參加をさらに便利にする措置がはかられた。（編集MA）

　「人民網(wǎng)日本語版」2015年3月5日