中國の習近平國家主席は21日、パキスタンの首都イスラマバードで同國のマムヌーン?フセイン大統(tǒng)領と會談した。人民日報が伝えた。
習主席は、「フセイン大統(tǒng)領は昨年2度訪中され、午年の春節(jié)後に訪中した初の外國首脳となった。私は、今年初の外遊先にパキスタンを選んだ。このことは、中國?パキスタン関係の親密さを十分に體現(xiàn)している。私はこのたびの訪問を通じて、両國の伝統(tǒng)的な友好関係を強化し、両國の協(xié)力を推し進め、両國の人々により多くの利益をもたらしたいと考えている。昨日のシャリフ首相との會談では、両國関係を全天候型の戦略的パートナーシップに格上げし、中國?パキスタンの運命共同體の內(nèi)包を絶えず充実させることで合意に達した。このほか、パキスタン各界の関係者とも幅広く交流を行った。今回の訪問で、多くの成果が得られたことに満足している」と述べ、両國関係の未來の発展に対して自信を示した。
習主席はまた、「両國の指導者は今後、ハイレベル相互訪問の伝統(tǒng)を保ち、戦略的な意思疎通を強め、両國関係の重要な方向性を把握する必要がある。雙方は『中パ経済回廊』の建設を中心とし、グワダル港、エネルギー、交通インフラ、産業(yè)協(xié)力の4つを重點分野とし、両國の実務協(xié)力に向けた戦略的枠組みを構築する。中國は、パキスタンが自國の國情に基づいてテロ対策を展開することを支持し、両國がテロ対策協(xié)力を強化することを望んでいる。雙方はまた、中パ友好交流年をきっかけに、文化、教育、青年、シンクタンク、メディア等の分野で協(xié)力を促進していく。中國は、パキスタンの善隣外交に稱賛の意を示し、パキスタンの隣國との関係改善を支持する。パキスタンとの協(xié)調(diào)?協(xié)力を強め、地域の平和と安定を共に維持していきたい」と強調(diào)した。
フセイン大統(tǒng)領は、「パキスタンの國民は習主席の來訪を心待ちにしていた。多くの分野における中國の継続的な支援に感謝する」としたほか、「パキスタンは一つの中國政策を守り、中國の核心的利益に関わる問題において、中國政府の立場を支持する。また、國家安全?テロ撲滅に向けた中國の努力を支持する。中パ経済回廊は、當該地域発展の重要な一里塚となり、両國の國民だけでなく、地域全體に実質(zhì)的な利益をもたらすだろう。パキスタンは中國と共に努力し、関連のプロジェクト建設を著実に進めていきたい」と述べた。
會談後、フセイン大統(tǒng)領は習主席に「パキスタン勲章」を授與した。同勲章はパキスタンが外國の指導者に授與する最高勲章。習主席は「このことは、パキスタン政府と國民の中國國民に対する友好の気持ちを十分に體現(xiàn)している」と語った。(編集SN)
「人民網(wǎng)日本語版」2015年4月23日
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