ブラジル?リオデジャネイロのエドゥアルド?パエス市長(zhǎng)は「新しい地下鉄は現(xiàn)在ガラガラの狀態(tài)だが、今月5日からは、世界各地からやって來る數(shù)萬(wàn)人の乗客ですし詰めの狀態(tài)になるだろう」と興奮気味に話した。市長(zhǎng)が言っているのは地下鉄4號(hào)線のことだ。7月30日、地下鉄4番線の開通式がバーハ地區(qū)で挙行された。同線は、リオの市街地とオリンピックのメイン會(huì)場(chǎng)となるオリンピック公園があるバーハ地區(qū)とを結(jié)ぶことから、「五輪地下鉄」と呼ばれている。

今回開通した地下鉄4號(hào)線で運(yùn)行される列車は全て中國(guó)製だ。だが、中國(guó)製車両がブラジルの大型イベントで使用されるのは、今回が初めてではない。2014年FIFAワールドカップ開催時(shí)にも、中國(guó)製新型車両が多くの観戦客をスピーディに運(yùn)んだ。

ブラジルのテメル大統(tǒng)領(lǐng)代行は、開通式當(dāng)日、南區(qū)の「ノッサ?セニョーラ?ダ?パス」駅から地下鉄4號(hào)線に乗車、バーハ地區(qū)の「ジャルジン?オセアニコ」駅に到著、開通式に臨んだ。挨拶に立ったテメル大統(tǒng)領(lǐng)代行は、「地下鉄4號(hào)線を含め、リオ五輪開催に向けた多くのインフラプロジェクトはいずれも、リオにとって重要な『遺産（レガシー）』である」と強(qiáng)調(diào)、以下の通り続けた。

「2009年に五輪誘致に成功した時(shí)、懸念を抱いた。だが數(shù)年後、再びこの地を訪れた時(shí)、全てが改善されていることが分かった。特に、地下鉄4號(hào)線の開通によって、多くの現(xiàn)地住民に実際的な便宜が多くもたらされることを確信した」。

リオ地下鉄4號(hào)線は、総距離16キロメートル、オリンピック開催中は、平均8分の運(yùn)転間隔で運(yùn)行される。8月1日から4日までの乗車は、五輪関係のスタッフ、報(bào)道関係者、政府擔(dān)當(dāng)者など証明書を所持している人に限られる。5日以降は、オリンピック入場(chǎng)券を持っている観戦客も乗車可能となる。オリンピック開催中は、観戦客の便宜を図るために、毎日午前2時(shí)まで運(yùn)行が延長(zhǎng)される。車両を製造した中國(guó)中車長(zhǎng)春軌道客車株式公司は、オリンピック開催中、列車の安全運(yùn)行を保障するため、通常時(shí)には1日8時(shí)間の保守點(diǎn)検作業(yè)を1日24時(shí)間に延長(zhǎng)し、朝番?中番?遅番の三シフト制を敷き、故障ゼロで車両が車庫(kù)を出発し、戻ることを保障する。

リオ地下鉄4號(hào)線は、ここ數(shù)年間で、ラテンアメリカ地域最大規(guī)模の都市インフラ建設(shè)プロジェクトで、リオ五輪が現(xiàn)地に殘す貴重な財(cái)産ともなる。ブラジルのシンクタンク機(jī)関ジェトゥリオ?ヴァルガス財(cái)団の統(tǒng)計(jì)データによると、地下鉄4號(hào)線の開通後、リオ市街地とバーハ地區(qū)に要する通勤時(shí)間は大幅に短縮され、4號(hào)線の運(yùn)行は、交通事故発生率の減少や大気汚染の減少にも大いに有利に働く見込みだ。

地下鉄4號(hào)線開通後、現(xiàn)地住民や観光客に対し、より新しく、より速く、より現(xiàn)代化された、持続可能で効率の高い交通輸送サービスの代替選択肢が提供される。4號(hào)線の計(jì)畫輸送量は1日30萬(wàn)人、ピーク時(shí)には、1日2千臺(tái)の自動(dòng)車を路上から減らすことが可能で、リオ市街地からオリンピックメイン會(huì)場(chǎng)への所要時(shí)間は約30分短縮される。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2016年8月2日