西洋が起源のバレンタインデーが日本に伝わると、そのイベントは日本獨(dú)自のものへと変化していった。バレンタインデー當(dāng)日の2月14日は、日本のチョコレートメーカーにとっては非常に特別な日となる。その理由は、この日のチョコレートの売り上げが年間の売り上げの約20%も占めているからだ。人民網(wǎng)が報(bào)じた。
歐米でも戀人や普段お世話になっている人にチョコレートを贈(zèng)ることはあるが、決してチョコレートに限定されているわけではなく、またバレンタインデーに限ったことでもない。しかし、日本では、バレンタインデーには贈(zèng)る物がほぼチョコレートに限定されており、女性から男性へ贈(zèng)るというのが大きな特徴となっている。その起源については、1958年に新宿?伊勢(shì)丹の売り場(chǎng)で、「女性から男性へ」という謳い文句を使ってチョコレートを売り出すバレンタインセールスが行われたのをきっかけに普及していったという説がある。
なぜ、「女性が男性に」で、「男性が女性に」ではないかについてはさまざまな見(jiàn)方がある。筆者は、以前は日本の女性は結(jié)婚すると専業(yè)主婦になるのがほとんどで、女性が、「仕事ができるより、経済力のある男性と結(jié)婚するほうがいい」と考えていたことと関係があると思う。第二次世界大戦前、日本では戀愛(ài)結(jié)婚はほとんど認(rèn)められなかったものの、60-70年代になり、戀愛(ài)結(jié)婚も増加。女性の自分でがんばって幸せをつかみたいという思いも強(qiáng)くなっていった。そのような女性の心に目を著けたのがチョコレートメーカーで、チョコレートをプレゼントして、女性が好きな男性に思いを伝えるよう促した。この方法は予想通りすぐに女性の心を大きくつかんだ。一つの文化は決して偶然によって形成されるのではなく、必ず芽が出るための土壌と、それとマッチする環(huán)境があるものだ。女性が男性にチョコレートをプレゼントするという日本型のバレンタインデーが形成されたのは、単にチョコレートメーカーが努力したからというだけでは決してなく、チョコレートメーカーが時(shí)代の流れを見(jiàn)極めて、うまくきっかけを作っただけのことである。
チョコレートをもらった男性も、もらいっぱなしでいることはできず、お返しをしなければならない。それが、3月14日の「ホワイトデー」だ。この日に男性が女性にプレゼントするのは、ホワイトチョコのほか、ビスケットやマシュマロ、キャンディ、さらに高級(jí)腕時(shí)計(jì)や現(xiàn)金など。
時(shí)代の変化と共に、女性が好きな男性に送る「本命チョコ」と日頃お世話になっている男性に送る「義理チョコ」の定番以外に、女性が女性へチョコレートを贈(zèng)る「友チョコ」、男性が女性にチョコレートを贈(zèng)る「逆チョコ」、自らのために買(mǎi)い求める「自分チョコ」なども登場(chǎng)し、その種類(lèi)はバラエティに富むようになっている。このように、日本型バレンタインデーの形成は現(xiàn)在進(jìn)行形で行われている。(編集KN)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年2月16日
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