今月8日、シェアスポーツジムが北京の街角に登場(chǎng)した。このジムは小型のカラオケボックスに似た4平方メートルの空間で、1～2人を収容できる。ランニングマシンなどの運(yùn)動(dòng)マシンが備え付けられ、自分でロックするセキュリティシステムが採(cǎi)用され、利用時(shí)間に従って料金を支払う。ただ違うのは、このジムのポイントはコミュニティでの利用や運(yùn)動(dòng)ニーズへの対応にあるという點(diǎn)だ。メディアの報(bào)道によると、出前プラットフォームの餓了■（口へんに馬）が始めたこのシェアスポーツジム「覓跑」は、このたび経緯創(chuàng)投と上海信中立都市計(jì)畫(huà)諮詢有限公司というエンジェル投資家を獲得し、１千萬(wàn)元（1元は約16.5円）を超える資金を調(diào)達(dá)した。運(yùn)営企業(yè)は創(chuàng)業(yè)から半月でこの2件の投資を獲得しており、時(shí)価総額は1週間で1億元を超えた。一財(cái)網(wǎng)が伝えた。

このジムにはエアコンと空気浄化裝置が搭載され、スマートロックセキュリティシステムが採(cǎi)用され、電子モニターも設(shè)置されている。運(yùn)動(dòng)マシンにはランニングマシン、エアロバイク、エリプティカルトレーナーなどがあり、ランニングマシンが一番多い。攜帯電話のアプリケーション端末で予約し、スキャンしてドアを開(kāi)ける。全體的にセルフサービスとスマート化に基づいた設(shè)計(jì)がなされている。

財(cái)務(wù)モデルをみると、量産化が実現(xiàn)した後の同ジムの設(shè)備コストは1萬(wàn)元で、これに50％のエネルギー消費(fèi)、減価償卻、維持コストを加えると、年間コストは1萬(wàn)5千元になる。利用料は1分あたり0.2元で、１回あたりの利用時(shí)間を20～30分とすると、利用者一人あたりの単価は4～5元。一日の有効利用時(shí)間を5～6時(shí)間とすると、各ジムの一日あたりの売り上げは70元前後となり、8～10ヶ月ほどで年間コストを回収できることになる。

このジムはコミュニティの屬性が強(qiáng)く、商業(yè)上の壁は立地と市場(chǎng)にある。創(chuàng)業(yè)者の華振さんは、「これから覓跑は北京のコミュニティ1千ヶ所に投入され、シェアスポーツジム製品のバージョンアップを急速に進(jìn)め、製品のスマート化水準(zhǔn)を向上させていく?，F(xiàn)在の利用者規(guī)模は20人ほどで、その大部分がクラウドソーシングプラットフォーム人人地推の主要會(huì)員だ」と話す。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2017年8月10日