7月1日、香港各界は香港の祖國復帰及び香港特別行政區(qū)成立という喜ばしい日を記念した。だが一部の極端な過激分子が特區(qū)政府の條例改正への反対を口実に、立法會ビルに暴力的に突入するという事件を起こした。これは香港の法治を深刻に踏みにじるものであり、香港社會の秩序を極めて大きく破壊するものであり、「一國二制度」の譲れぬ一線に公然と挑戦するものだ。
鉄の棒、鉄のカートを使って立法會ビルのガラスと外壁を破壊し、有毒性のある粉末で警察を攻撃し、立法會ビルへの亂入を強行し、厳粛な議事堂と特區(qū)區(qū)章を毀損した。こうした法律をものともしない暴力行為に人々は非常に驚愕し、心を痛め、憤怒した。どの國も、どの社會も絶対にこれを容認しない。中央は林鄭月娥行政長官と特區(qū)政府の法に基づく施政を斷固支持し、香港警察當局が厳正に取締り、違法行為を徹底的に追及し、社會秩序と市民の安全を保障することを斷固支持する。
法治は香港の根幹の1つであり、香港の基本的価値観でもある。以前から香港と香港市民の示す法を守る精神は幅広く稱賛されてきた。これが少數(shù)の者によって汚されることがあってはならない。法治社會は様々な聲を受け入れる必要があるが、これは少數(shù)の者が違法行為に出て良いことを意味するものではなく、ましてや暴力犯罪事件を大目に見て黙認することを意味するものではない。法治の意味するものの1つは、必ず法に従い、違法行為は追及するということだ。誰であろうと、どのような理由があろうと、違法であれば、法律の追及を受けなければならない。法律の権威を守り、法律の尊厳を守ってはじめて、社會の安定と秩序、香港の繁栄と安定、國家の長期的な安定と平和を保障できる。
香港は多元的社會であり、いくつかの問題で異なる意見、さらには重大な溝があるのはおかしな事ではないが、「汎政治化」の渦に陥り、人為的に対立と対抗を引き起こすのであれば、何の役にも立たぬばかりか、経済?社會発展が深刻に阻害される。特區(qū)政府の條例改正を政治化し、さらには社會紛爭を引き起こし、非合法活動を煽動し続けたことで、ビジネスの國際的大都市としての香港の名聲が損なわれ、數(shù)多くの香港地區(qū)の人々の切実な利益と基本的幸福が損なわれた。香港は法治、平和、理性、包摂を尊重する社會であり、法治の枠內(nèi)で訴えを表明し、共通認識の形成を図り、亂暴さを取り除くことが、香港を真に大切にする全ての市民の共通責任であるということを強調(diào)しておく必要がある。
香港は良い資産を持つが、世界経済構(gòu)造の深い変化、國際競爭の激化を背景に、大きな試練に直面してもいる。ごたごたとした動きや、內(nèi)部対立による無駄な消耗には耐えられない。まさにこの時、我々は法に基づく香港統(tǒng)治が香港の前途命運にとって極めて重要であることをなおさらに深く認識し、香港社會が憲法と基本法を尊重し、法治の良好な風潮を守ることが現(xiàn)実的に差し迫って必要であることをなおさらに深く感じるのである。過激な暴力行為を強く非難し、重大な違法行為を徹底的に追及する。これは全ての愛國で香港地區(qū)を愛する人々の共通の心の聲であり、法に基づく國家統(tǒng)治と香港の法治の維持を全面的に推進するための、あるべき筋道でもある。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2019年7月3日