米保守系シンクタンク?ハドソン研究所のDavid Asherシニアフェローは先日、新型コロナウイルスの起源解明問題で中國(guó)への圧力を強(qiáng)めるよう米國(guó)政府に「提言」した?,F(xiàn)在、ウイルスの起源解明に関する様々な主張には、何とかして中國(guó)に責(zé)任があると人々に信じ込ませようとするものがある。これは極めて重要なことだ。米國(guó)はこれを容認(rèn)しない姿勢(shì)を示さねばならない。(文:席來旺?中國(guó)國(guó)際問題研究基金會(huì)研究員、河南師範(fàn)大學(xué)世界平和?発展研究院院長(zhǎng)。人民網(wǎng)掲載)
同報(bào)告書はバイデン政権に対して、「中國(guó)が世界保健機(jī)関(WHO)のルールに違反した」一連の罪名を速やかに列挙するよう「提言」。また、米議會(huì)に対して、超黨派の獨(dú)立調(diào)査委員會(huì)に新型コロナウイルス起源解明の権限を授けるよう「提言」した。
ハドソン研究所は1961年に設(shè)立され、ワシントンD.C.を拠點(diǎn)とする。ペンス前副大統(tǒng)領(lǐng)、ポンペオ前國(guó)務(wù)長(zhǎng)官ら極端な反中政治屋はいずれも在任中にこのシンクタンクで「反中」演説を行ってきた。2017年にハドソン研究所は訪臺(tái)団を組織。2020年12月には蔡英文がオンライン形式でハドソン研究所で演説を行った。ワシントンのこの保守系非営利シンクタンクが最近有名になったのも、ポンペオ前國(guó)務(wù)長(zhǎng)官がこのシンクタンクに所屬したためだ。
ハドソン研究所が米政府の戦略的意図を研究?公表する重要な場(chǎng)であることは間違いない。ハドソン研究所が先日発表した「政策提言」は、米國(guó)が新型コロナウイルスの起源解明問題で再び騒ぎ立てる真の目的を側(cè)面から改めて裏付けた。つまり、ウイルスの起源解明が目的というのは偽りであり、真の目的はこれを機(jī)に中國(guó)叩きを強(qiáng)めること、そして中國(guó)に反対し、中國(guó)を恨む國(guó)際世論を醸成することなのだ。策略の手法から見ると、いわゆる「提言」はWHOを投げ捨て、世界の裁判官及び警察官となり、誰はばかることなく制裁の圧力を振りかざすことも辭さない米國(guó)のいじめ的思考を改めて露呈した。
周知のように、WHOが先般発表した中國(guó)?WHO新型コロナウイルス起源解明合同調(diào)査報(bào)告書は、新型コロナウイルスが研究所を通じて人に感染した可能性は「極めて低い」と指摘した。しかし、米國(guó)など少數(shù)の國(guó)々や一部のメディア?政治屋はこれに満足せず、いわゆる「研究所流出説」を再び騒ぎ立てている。
これに対して、各國(guó)の専門家やメディア、國(guó)際組織の関係者は、ウイルスの起源解明は厳粛で複雑な科學(xué)的問題であり、「研究所流出説」は科學(xué)的根拠が皆無だと指摘する。國(guó)際的な疫學(xué)者のHume Field氏は、「理由もなく疑問を呈するのは新型コロナウイルスの起源確定に無益であり、歐米と中國(guó)の科學(xué)者間の協(xié)力継続にも無益だ。疑念と不信をかきたて、新型コロナウイルスと闘い、パンデミックに打ち勝つために必要な世界の共同努力を根底から損なうだけだ」とする。
アルジャジーラが5月29日に放送した「米國(guó)による新型コロナウイルス起源解明調(diào)査は成功し得るのか」で、中國(guó)のシンクタンク?全球化智庫(CCG)の高志凱副主任は、「中國(guó)はウイルス起源解明の研究を妨害しないが、それ以上に、魂膽のあるいわれなき非難は受け入れない。米國(guó)はWHOに協(xié)力して関係する調(diào)査を受け入れるべきだ」とした。
現(xiàn)在もなお新型コロナウイルスとの世界の闘いは極めて困難な狀況にあり、國(guó)際協(xié)力の強(qiáng)化は任重くして道遠(yuǎn)しだ。ウイルス起源解明の政治的利用は、新型コロナとの闘いにおける國(guó)際協(xié)力の大局を亂し、これを損ない、際限なき災(zāi)禍を招くだけだ。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年6月11日