中米関係の方向性を正しい方法で再構(gòu)築
中國は天津での會談中と會談終了後、直ちに一連のメッセージを?qū)澩獍k信した。そのうち、「米側(cè)の『競爭?協(xié)力?対抗』という3點法は中國を抑圧し、封じ込めるための『目くらまし』だ」「悪事の限りを盡くしながら、利益は獨り占めしようとする。世界のどこにそんな道理があるのか」「『脅迫外交』の発明権、特許権、知的財産権はいずれも米國以外に所有者がいない」といった中國の発信內(nèi)容は各界から幅広く注目された。
アナリストは、「これは、中國が米國との交渉において、米側(cè)の設(shè)けた議題に受動的に応じるのではなく、中米関係の大局と長期的発展の観點から、主導(dǎo)的に聲を上げ、米側(cè)に方針転換を促し、交渉プロセスの舵取りをしたことの表れだ」と分析する。
蘇氏は、「これまでの中米間のインタラクションの過程においては、米國が故意に世論をミスリードするのが常だった。今回のシャーマン訪中の前にも、米側(cè)はミスリーディングな情報を発表することで、中國に圧力をかけようとした。そのため、中國側(cè)が精確で力強い聲を上げることが必要であり、肝要だ」と指摘する。
會談で中國は米側(cè)に2つのリストを提示した。1つは、米國に是正を要求する誤った対中政策?言動のリスト、もう1つは中國が関心のある重點事案のリストだ。
蘇氏は、この2つのリストを米側(cè)へ提示したことも、中國側(cè)が「中米関係における『ガードレール』の設(shè)置は、平等互恵原則に従い、雙方の利益の維持を指針としなければならない」と強調(diào)したことも、中米関係の方向性を正しい方法で再構(gòu)築しようと中國が盡力していることの表れだと指摘する。
阮氏は、「2つのリストは米側(cè)による一連の具體的な誤った言動を列挙しており、中國側(cè)の示した協(xié)力の條件だ」とし、「今後の中米関係の改善と発展には、米國が2つのリストの具體的事項から著手し、関係改善の誠意を中國に示すことが必要だ」との考えを示した。
中米関係を正常な軌道に戻すには長期的努力が必要
今回の天津會談を中國外交部(外務(wù)?。﹫蟮拦伽稀柑い咿zんだ、率直なもの」と評価し、米國務(wù)省のプレスリリースも「率直かつオープンなもの」と形容した。だが、アナリストは「米側(cè)の対中姿勢にまだ根本的変化は見られないため、両國関係の実質(zhì)的緩和は當(dāng)面見込めず、正常な軌道に戻すには雙方の持続的努力がなお必要だ」と分析する。
「米國が対中抑圧政策を簡単に放棄することはあり得ず、封じ込めと反封じ込め、抑圧と反抑圧をめぐる両國間の対立が短期間に消失することもあり得ない」。蘇氏はこう分析したうえで、過去數(shù)ヶ月の間、米國の新政権は國內(nèi)の政治的圧力、新型コロナウイルス感染の再拡大、景気低迷といった問題を抱えてきたため、中國に対するネガティブ政策が國內(nèi)問題を回避するための選択肢になったと指摘する。
雙方間の溝をうまく管理?コントロールし、中米関係の一層の悪化、さらには制御不能化を防ぐため、中國は今回の會談で米側(cè)に対し、「中國の特色ある社會主義の路線と制度への挑戦や中傷をしてはならず、さらにはその転覆を企ててはならない」「中國の発展プロセスの妨害、さらには斷ち切ることを企ててはならない」「中國の國家主権を侵害してはならず、ましてや中國の領(lǐng)土的一體性を損なってはならない」という、3つの譲れぬ一線を明確にした。
中國の発展と振興は歴史的必然であり、米國は國際問題でより大きな役割を発揮するようになった中國と平和的に共存し、協(xié)力?ウィンウィンを図る方法を?qū)Wぶ必要があると、アナリストは指摘する。中米関係が立て直されるか否かは、米側(cè)が中國に対する心理と誤った言動を根本的、具體的に改めるか否かにかかっている。
中國人民大學(xué)國家発展?戦略研究院の刁大明研究員は、「中國は良好で安定した、かつ前進し続ける中米関係を期待している。これは両國民の利益にかない、國際社會の普遍的期待とも一致するからだ。その一方で、中國が米國の対中姿勢を変えるために米側(cè)の圧力に屈することは斷じてない。このことを、米國ははっきりと認(rèn)識すべきだ」と語る。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2021年7月29日