ユニバーサル?スタジオ?北京は9月20日に開園してからずっと高い人気が続いている。國慶節(jié)（建國記念日、10月1日）連休でも、毎週の休日でも、國內(nèi)テーマパークの中で來場者が一番多かった。同じように、SNSでのパークの特色についてのスレッドでも、攻略ポイントの共有でも、話題のトップであり続けている。中國新聞網(wǎng)が伝えた。

人気の背景には、しっかりしたシーンや施設(shè)の構(gòu)築がある。中國國內(nèi)にあるユニバーサル?スタジオとして、ユニバーサル北京には中國の技術(shù)が応用され、中國の特色が體現(xiàn)され、中國の知恵が十分に生かされている。

「シーン設(shè)営技術(shù)」で名作映畫の世界を再現(xiàn)

ミニオン、ジュラシック?パーク、ハリー?ポッター、トランスフォーマー、カンフー?パンダ……ユニバーサル?スタジオ?北京には7つのテーマエリアがあり、「沒入型」體験ができることが特色だ。そのためには映畫のシーンなどのリアルな再現(xiàn)が必要になる。

中建二局安裝工程有限公司のユニバーサル?スタジオ?北京電気機(jī)械設(shè)備設(shè)置プロジェクトでマネージャーを務(wù)める楊猛さんは、「シーンの設(shè)営はユニバーサル?スタジオの最も中核的なコンテンツで、その役割は映畫のシーンを再現(xiàn)することにあり、どのシーンも映畫の中から取られている」と話した。

中央企業(yè)（中央政府直屬の國有企業(yè)）である同社は2018年7月、ユニバーサル?スタジオ?北京の第2ブロックの電気機(jī)械設(shè)備設(shè)置事業(yè)を落札し、シーン設(shè)営の任務(wù)を擔(dān)うことになった。開園後は設(shè)置された設(shè)備がリアルな効果を上げ、ハード面の保障となっている。

映畫の名場面をどのように再現(xiàn)するのか。同社は研究の末、総合的「シーン設(shè)営技術(shù)」を開発し、セット、大道具?小道具、音響、畫像投影、サブの照明、メインの照明などパーツごとの施工內(nèi)容を全面的に検討して、設(shè)計の狙いを正確に伝えることに成功した。

この技術(shù)を運用して、ジュラシックワールドは映畫「ジュラシック?パーク」のイスラ?ヌブラル島を世界で初めて観客の目の前に再現(xiàn)した。ミニオン?ランドに一度足を踏み入れると、ミニオンの世界に入り込んだようで、映畫で見たような楽しい時間を過ごせる。

楊さんは、「シーン設(shè)営技術(shù)によって真に迫ったリアルな効果を上げることができ、文化観光の新たな展開と高度化に飛躍の翼を與えつつある」と話した。

驚いたのは、ミニオン?ランドの砂浜に使われているのが本物の砂ではなく、人工的に作った砂ということだ。

この砂浜にはテーマモルタル彫刻技術(shù)が採用されており、色つきのコンクリートを一定の比率にして作ったものだという。

同社ユニバーサル?スタジオプロジェクト蕓術(shù)ディレクターの磨現(xiàn)輝さんは、「実は砂粒の一粒一粒まで、細(xì)心の注意を払って設(shè)計している」と説明した。

ユニバーサル?スタジオを彩る「中國製照明」

夜になると、ユニバーサル北京はライトアップされ、さらに夢の世界になる。ただ多くの人は、最初はユニバーサル?スタジオの本社が要求するあらゆる照明裝置は海外から輸入しなければならなかったことを知らない。2019年11月、中國の運営會社は「メインの照明裝置をメイド?イン?チャイナに変えられないか」と打診した。

この問題は単純なことのようだが、実は設(shè)計や基準(zhǔn)など各方面の協(xié)調(diào)が必要だ。その任務(wù)は中建二局公司が擔(dān)うことになった。

それから數(shù)ヶ月間、プロジェクトチームは全國のほぼすべての一定規(guī)模以上の照明裝置工場に連絡(luò)を取り、6萬キロ以上の距離を駆けずり回り、大量の調(diào)査研究とパラメータの比較を行い、4萬ページを超える分厚い資料を用意し、すべてのサンプルを集めるとコンテナ1臺にぎっしりの量になった。最終的に、中國製照明裝置の安全性、安定性、互換性などのパラメータはすべてオリジナル設(shè)計の要求を満たすことが確認(rèn)された。

2020年7月、プロジェクトチームはすべての照明裝置サンプルのテスト?検査を完了した。同社の樊煒さんは、「すべての照明器具が非常によくできており、設(shè)計要求を完全に満たし、中國製への変更が同意された。私たちはしっかりした製品によって米國の技術(shù)者を動かした。中國の照明器具が、ユニバーサル?スタジオ?北京の夜を彩っている」と述べた。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2021年10月26日