中國(guó)の王毅國(guó)務(wù)委員兼外交部長(zhǎng)(外相)は7日、フランスのボヌ大統(tǒng)領(lǐng)外交顧問と電話會(huì)談を行い、ウクライナ問題を中心に意見交換を行った。
ボヌ大統(tǒng)領(lǐng)外交顧問は「フランスは一貫して自主獨(dú)立の外交政策を堅(jiān)持しており、ブロック政治の論理に陥ることはない。フランスは一貫して平和の創(chuàng)出と維持に盡力しており、現(xiàn)在ウクライナの中立化の実現(xiàn)、安全保障の獲得など重大な問題をめぐり、ロシアを含む各方面と意思疎通を行っている。フランスは現(xiàn)在の情勢(shì)に対する中國(guó)側(cè)の見解を非常に重視しており、中國(guó)側(cè)と共に努力して和平交渉を促進(jìn)し、停戦を?qū)g現(xiàn)し、危機(jī)を解消することを望んでいる」とした。
王部長(zhǎng)は「習(xí)近平國(guó)家主席がマクロン大統(tǒng)領(lǐng)や各國(guó)指導(dǎo)者と電話會(huì)談を重ね、ウクライナ問題における中國(guó)の原則的立場(chǎng)を全面的に明らかにした。我々も同様に早期停戦と平和の回復(fù)を期待し、そのために自らの方法でたゆまず努力している。これと同時(shí)に我々は、各方面はいずれも和平交渉の推進(jìn)に必要な環(huán)境と條件を整えるべきであり、焚き付ける『送風(fēng)機(jī)』ではなく、和平交渉促進(jìn)の『ブースター』となる必要があると考える。停戦を聲高に呼びかけながら、先進(jìn)的兵器?裝備を大量に送り込んで、戦爭(zhēng)のさらなるエスカレーションを招くことがあってはならない。対話と和平交渉への支持を公言しながら、一方的制裁を際限なく実施して、さらなる対立の激化を刺激することがあってはならない」と指摘。
「ウクライナ問題は結(jié)局のところ、歐州の安全保障の均衡が失われたことに端を発するのであり、安全保障の不可分性の原則に基づき、均衡の取れた、実効性のある、持続可能な歐州の安全保障枠組を再構(gòu)築しなければならない。そうして初めて、歐州の長(zhǎng)期的な平和?安定の実現(xiàn)が可能となる」と述べた。
また「フランスが歐州の戦略的自立を堅(jiān)持し、歐州の運(yùn)命を歐州人自らの手に掌握することを、中國(guó)は支持する。フランスがブロック政治の論理に與しないことを評(píng)価する。これと同時(shí)に我々は、冷戦思考の復(fù)活を許すべきではないと考える」と述べた。
両氏は、ウクライナ危機(jī)の負(fù)の波及効果を深く懸念。ボヌ大統(tǒng)領(lǐng)外交顧問は、世界的な食糧安全保障上の危機(jī)への対応に関するフランス側(cè)のイニシアティブを説明し、G20や國(guó)連食糧農(nóng)業(yè)機(jī)関(FAO)など多國(guó)間メカニズムで雙方の協(xié)調(diào)を強(qiáng)化したい考えを表明した。王部長(zhǎng)は「國(guó)際社會(huì)は力を合わせ、一致した聲を上げて、世界の食糧不足とそれに起因して起こり得る人道的危機(jī)に共同で対処すべきだ」と述べた。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年4月8日