中國(guó)の王毅國(guó)務(wù)委員兼外交部長(zhǎng)(外相)は9日、インドネシア?バリ島でのG20外相會(huì)合出席後、ブリンケン米國(guó)務(wù)長(zhǎng)官と會(huì)談した。中國(guó)新聞社が伝えた。
國(guó)際問(wèn)題の専門(mén)家は、「今回の會(huì)談は中米間の上層部交流が実務(wù)的段階に入った重要な一歩であり、両國(guó)関係を問(wèn)題の解消と苦境からの脫卻へと後押しする助けとなるものだ。『ガードレール』という言葉が大きな焦點(diǎn)となったことも、米側(cè)が中米関係の制御不能化が深刻な結(jié)果をもたらすことに気づき、溝を埋め、コントロールしようとしていることの表れだ」と指摘する。
米側(cè)の主張に対して、中國(guó)側(cè)は「ガードレール」が「レッドライン」を意味することを政治?戦略面から明確にした。今回の會(huì)談で王部長(zhǎng)は「中米間の3つの共同コミュニケこそが、両國(guó)にとって最も頼りとなる『ガードレール』である」と直接応じるとともに、それぞれが3つの共同コミュニケにおける約束を的確に履行しさえすれば、両國(guó)関係が脫線し、制御不能となることはないが、そうしなかった場(chǎng)合は、いくら「ガードレール」を増やしても「役に立たない」ことを強(qiáng)調(diào)した。
さらに王部長(zhǎng)はこの原則に基づき、臺(tái)灣地區(qū)問(wèn)題について「米側(cè)は必ず言動(dòng)を慎まなければならない。決して『臺(tái)灣獨(dú)立』勢(shì)力にいかなる誤ったシグナルも送ってはならず、領(lǐng)土主権を守る中國(guó)國(guó)民の斷固たる決意を見(jiàn)くびってはならず、臺(tái)灣海峽の平和を葬り去る壊滅的過(guò)ちを犯してはならない」と中國(guó)側(cè)の厳正な立場(chǎng)を表明。また、米側(cè)に「4つのリスト」、すなわち▽米側(cè)に誤った対中政策?言動(dòng)を正すよう要求するリスト▽中國(guó)側(cè)が懸念する個(gè)別の重要案件のリスト▽中國(guó)側(cè)が特に懸念する中國(guó)関連法案のリスト▽8分野の中米協(xié)力のリストを提示し、「米側(cè)がこれらをしっかりと真剣に受け止めることを望む」とした。國(guó)際問(wèn)題の専門(mén)家によると、最初の2つのリストはすでに天津會(huì)談で提示されたものであり、後の2つのリストは今回の會(huì)談で新たに追加されたものだ。
外交學(xué)院の王帆副院長(zhǎng)は「中國(guó)側(cè)は繰り返し立場(chǎng)を明らかにし、具體的問(wèn)題に焦點(diǎn)を合わせて4つのリストを提示し、雙方間の摩擦の根本的原因を指摘し、中米関係改善の『ロードマップ』を提示して、米側(cè)と対話する中國(guó)側(cè)の誠(chéng)意を示した」と指摘する。
しかし、何が「ガードレール」であるかを明確にすれば、その「ガードレール」は確実に設(shè)けられるのだろうか。専門(mén)家の見(jiàn)解では、これは主に米側(cè)が約束を確実に実行できるか否かにかかっている。
しばらく前から、米側(cè)の言行不一致が続いている。米國(guó)は、口では「中國(guó)との『新冷戦』を求めない、中國(guó)の體制転換を求めない、同盟関係を強(qiáng)化して中國(guó)に対抗することを求めない、『臺(tái)灣獨(dú)立』を支持しない、中國(guó)と衝突を起こす意図を有しない」と繰り返し約束する一方で、 絶えず対中制裁を強(qiáng)化し、臺(tái)灣地區(qū)との結(jié)託を強(qiáng)化し、新疆関連の噓をでっち上げており、自らの言行に矛盾をきたしている。
王副院長(zhǎng)は「米側(cè)は現(xiàn)在、中米間の3つの共同コミュニケで約束した事を成し遂げていない。そしてこれはまさに、中國(guó)側(cè)の核心的懸念なのだ。もし米側(cè)がいわゆる『ガードレール』を真に望むのなら、自省して、自らに『ガードレール』を設(shè)けるべきだ。最も肝要なのは、中國(guó)側(cè)の核心的利益と主権及び領(lǐng)土的一體性を尊重し、中國(guó)側(cè)の社會(huì)制度と発展モデルに対する敵意を取り除くことだ」と指摘している。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2022年7月11日