舊暦の七夕(今年は8月22日)は中國(guó)の伝統(tǒng)的な祭日で、針仕事が上達(dá)するように祈る「乞巧」や、七夕に水を溜める「儲(chǔ)七夕水」といった風(fēng)習(xí)はいずれも中國(guó)ならではのロマンチックな風(fēng)習(xí)と言える。ここでは上海社會(huì)科學(xué)院文學(xué)研究所の程鵬?助理研究員から七夕に食べる食べ物について紹介してもらおう。中國(guó)新聞網(wǎng)が報(bào)じた。

伝統(tǒng)的な七夕星祭の儀式を再現(xiàn)したイベントの様子（撮影?呂明）。

賢く手先が器用になるようにという願(yuàn)いを込めて行われる七夕の「巧果」作り（撮影?曲正揚(yáng)）。

七夕の日に食べる食べ物としては小麥粉で作った焼き菓子「巧果」やサクサクとした食感の菓子「酥糖」などがある。ただこうした七夕に食べる食べ物は歴代王朝ごとに異なる。漢代には、「糜（お粥）」が食べられたが、晉代には小麥粉や米粉で作ったすいとんを茹でた「湯餅」を食べていた。宋代になると、七夕を祝う風(fēng)習(xí)が最も盛んになり、その食べ物も中國(guó)風(fēng)クレープである「煎餅（ジエンビン）」や「果食」と呼ばれる様々な菓子などバラエティに富むようになった。精巧な作りの「果食」は、後の「巧果」の原型にもなっており、時(shí)代を経て、次第に色や形も様々な菓子へと進(jìn)化していった。（編集KM）

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2023年8月22日