內(nèi)陸部にあって「海から最も遠(yuǎn)い場所」と言われる新疆維吾爾（ウイグル）自治區(qū)で、最近海産物が豊漁だという。「內(nèi)陸で海がないのに、どうやって海産物が育つの？」と疑問に思う人は多い。その答えは「海鮮魚介類の陸上養(yǎng)殖」モデルにある?！负ｕr魚介類の陸上養(yǎng)殖」モデルとは、海洋に似た生態(tài)環(huán)境を陸上に作り、魚類、エビ?カニ類、貝類などの海産物を養(yǎng)殖することを指す。

同自治區(qū)阿克蘇（アクス）市にあるバナメイエビの養(yǎng)殖拠點(diǎn)では、すでに収穫シーズンを迎えている。同拠點(diǎn)の責(zé)任者の周京森さんは、「この養(yǎng)殖拠點(diǎn)には養(yǎng)殖池が2つあり、その面積は約1.1ヘクタールに及ぶ。水は天山山脈の雪解け水で、エビの種苗は海南省から運(yùn)び、養(yǎng)殖方法は『海水エビの淡水養(yǎng)殖』を採用した」と説明する。

海水エビはどうやって淡水の環(huán)境に適応するのだろうか。周さんによると3つのステップで適応させるという。第1段階でポイントとなるのは適応用の水槽で、水槽の水を調(diào)整して海水に近い水環(huán)境を作り出す。第2段階はこれに水を加えて薄めていき、エビの種苗を養(yǎng)殖池に似た環(huán)境に慣れさせる。第3段階は池に移すことだ。適応用水槽の水環(huán)境を大型養(yǎng)殖池の水環(huán)境に近づけた後、種苗を池に移して養(yǎng)殖するという。

同じく海産物養(yǎng)殖に取り組む新疆生産建設(shè)兵団第三師紅旗農(nóng)場はパミール高原東部にあるが、周囲より土地が低いところに位置しているため、周辺から塩性?アルカリ性の地下水がここに流れ込む。スタッフによると、「私たちはここの塩性?アルカリ性の水を調(diào)整して天然の海水に近い『人工海水』にし、海洋に似た環(huán)境を作り出した。9月に集中的に市場に送り出す予定の海産物約50トンは、すべて予約済みだ」という。

內(nèi)蒙古（內(nèi)モンゴル）自治區(qū)鄂爾多斯（オルドス）市の水産品養(yǎng)殖拠點(diǎn)も、近くバナメイエビを市場に出す予定だ。特筆すべきは、この拠點(diǎn)がある場所は塩性?アルカリ性土壌だということだ。塩性?アルカリ性土壌という弱みを強(qiáng)みへと変えるため、技術(shù)者は現(xiàn)地の狀況を踏まえて、大型のビニールハウスを建設(shè)し、ハウス內(nèi)のエビ種苗用の水を調(diào)節(jié)し、高塩?高アルカリと高標(biāo)高?寒冷地という養(yǎng)殖にとってマイナスとなる條件の影響を克服した。（編集KS）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年9月11日