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北京や上海、広州といった大都市から、県の行政中心地のような小都市に至るまで、近年は路上で屋臺(tái)を開いている若者の姿をよく見かけるようになっている。以前なら、生計(jì)を立てるために屋臺(tái)を開く人が多かったものの、今の若者の間では、街中で屋臺(tái)を開くというのが生活を楽しむための一つの方法となっている。中國(guó)の多くの若者は今、自由や理想を追い求めると同時(shí)に、屋臺(tái)を通して、自分の可能性やポテンシャルをもっと見出したいと考えるようになっているようだ。

ネット上で大人気のナイトマーケットがある広東省韶関市の孟洲壩を取材すると、若者が車のトランクや臺(tái)車、折りたたみ式テーブルなどを活用して、個(gè)性あふれる屋臺(tái)を開いていた。若者は獨(dú)創(chuàng)的なスタイルで、個(gè)性的な屋臺(tái)ブームを巻き起こしているほか、生活の選択肢を増やしている。そして、バラエティに富む屋臺(tái)をうまく経営するコツをつかみ、都市を人情味や生活感あふれる場(chǎng)所としている。設(shè)置から約1年を経て、ネット上で大人気となっている武江區(qū)孟洲壩ナイトマーケットには今、243軒の屋臺(tái)が並ぶようになっている。

9月になってもナイトマーケットは非常に活況で、夕方6時(shí)ごろになると、開店したばかりの鄧世豪さんの屋臺(tái)の前には、お腹を空かせた客が列を作っていた。「孟洲壩で屋臺(tái)をして1年になる。常連客も多く、うちの食材は新鮮でとてもおいしいと好評(píng)」と鄧さん。

武江區(qū)黨委員會(huì)區(qū)政府が、管理や付屬施設(shè)の設(shè)置を継続的に強(qiáng)化しているのを背景に、孟洲壩ナイトマーケットの認(rèn)知度はどんどん高まり、屋臺(tái)を開く人も少しずつ増えている。

ナイトマーケットでイベントが開催されると、鄧さんは夕食を食べる時(shí)間もないほど忙しくなるといい、「正確に言うと、手を止めて食べる時(shí)間がもったいない。アルバイトも3人雇っているし。1日の売上高は3000元（1元は約20.5円）ほど。屋臺(tái)を開いたことで、借金を完済して、車も買い替えることができた。屋臺(tái)を開いたことで、楽しく生活できるようになった」と話す。

笑顔が素?cái)长手煨惴激丹螭U営している屋臺(tái)のテーブルには、石膏で作られたキャラクターの人形が並び、子供らがそれに色を塗ることができるようになっており、多くの客で賑わっている。鄧さんと同じく、朱さんも孟洲壩ナイトマーケットの屋臺(tái)の「古參オーナー」で、並べるテーブルと椅子も5セットから10セットに増えた。また、流動(dòng)的だった屋臺(tái)の位置も、固定となり、客も少しずつ増えて、たくさんの常連客を抱えるようになっているといい、朱さんは「どんなに大変で、疲れても、やる価値がある」と充実感を漂わせる。

噂を聞いて孟洲壩ナイトマーケットで「起業(yè)」の道を歩むようになる人もいれば、そこを足掛かりにして、店舗を持つようになった人もいる。無名だった場(chǎng)所が、ネット上で大人気の影響力あるナイトマーケットになるためには、時(shí)間が必要であるのと同じく、人生もコツコツとした積み重ねが必要だ。ナイトマーケットで屋臺(tái)を開く若者にとって、それは一つのチャレンジであり、生き抜くための戦いにもなっている。（編集KN）

「人民網(wǎng)日本語版」2023年10月16日